シェアハウスの恋人#5

シェアハウスの恋人の5話が放送されました。今回は放送日が2月13日、バレンタイン前日ということでバレンタインにまつわるエピソードが中心の物語でした。
これが放送された直後は、「やべえこのドラマつまんなすぎてやばい!もうどうしたらいいかわからない!!!」と困惑しましたが、あれこれ考えてるうちに、「いや、これは最高のドラマかもしれない!!!」と思うようになりました。そう、最高のドラマです。
正直に言うと、脚本はひどいです。5話はバレンタインにまつわる話がテーマで、主人公が好きな男にチョコをあげようかと迷ったり、会社で配る義理チョコとその本命チョコが混同されて一悶着あったり、同居人に告白されたりといろいろあります。凪くんはふられかけの彼女にラブレターを書いて渡しますが、それがお姉さんの書いたラブレターと入れ替わってたりして大変です。これらの騒動が、コメディタッチに書かれている、のでしょうが、それがことごとくおもしろくないのです。オチが読めるのはいいとしても、そのオチまで行く過程に何の盛り上がりもありません。登場人物たちにはそれぞれ思いを寄せる人がいるのですが、なぜ好きなのかが全然伝わってこないので、共感もできません。
しかし、脚本はひどいのですが、このドラマ、映像は素晴らしく麗しいのです。
わたしは裕翔くんの美しさばかり褒めていますが、それだけでなくドラマ全体を通じて映像が本当に美しいです。趣きのあるツリーハウスがあるシェアハウスも、朝日が差し込む居間も、居間にある丸いこたつも、ちょっとスタイリッシュでそれでいて落ち着きがあって、ほっこっりとした雰囲気を醸し出してます。凪くんもそれ以外の人々もみなさんおしゃれさんで、華美すぎないけどこじゃれたお召し物をさりげなく着ていて、それがセットの雰囲気とも合っています。着ているのが裕翔くんだったら何を着ても美しいのでは、と一瞬思いますがそうではないことは少年倶楽部を見ればわかります(あの珍妙なスタイリングも嫌いじゃないですが)。少クラの衣装と比較するとドラマのスタイリストさんの功績がよくわかります。人物の美しさをより引き立たせるすてきなスタイリングです。
場面の作り方も美しいです。水川さんと大泉さんのいる居間は楽しそうだし、谷原さんは中庭でたそがれているのが絵になるし、大泉さんともたいさんが話しているシーンはそれだけでいわくありげです。本当に映像は秀逸です。
そして凪くんの出演シーンは美しさがスパークします。今回なんて、暗いツリーハウスの中でオレンジのライトに照らされてお手紙書くんですよ。しかも後で判明しますが、フランス語でラブレター書くんですよ。フランス語でラブレター!麗しい!!!麗しいものしかない!!「ブラボー!!!」とスタンディングオベーションしたいくらいの素晴らしいシチュエーションですよ。ああ、暗がりで明かりに照らし出される裕翔くんの横顔のなんと美しいことか!!!
美しい映像を作り出すことに関しては本当に素晴らしいんです。場面設定のセンスは天才的です。今回はプッチンプリンを一息に吸い込む凪くんという名場面もありました。しかも吸い込んだ後くちびるに残ったプリンを舌でペロッとなめるんですよ!22世紀に残したい美しい場面!!!来週なんてスキーに行きます。冬はご家族で軽井沢にスキーに行かれていた裕翔くんにスキーの場面!!!なにそれかっこよすぎるし!!!まじありがとうです。楽しみすぎます。
かように映像は美しいのですが、脚本はつまらないです。清々しいほど一行もおもしろくありません。そのコントラストはむしろ感動的です。今むしろ感動してます。最高に麗しく、最高につまらない。もしかして、「麗しつまらない」という、今までなかった新たなジャンルを開拓してるのかもしれません。「麗しつまらない」ということを目指しているのだとしたら大成功だと思います。最高に麗しつまらないです!
そして「麗しつまらない」ドラマだとわかって見たら、もしかしてこれ素晴らしいドラマなんでは…と思えてきました。ドラマの筋についてあれこれ考える必要がありません。何も考えず、裕翔くんが出ている場面の、その場面の美しさを堪能すればいいだけです。共感できる場面や自分を振り返って考えさせられる場面があったら、そのことについて考えてしまいます。そしたら萌えに専念できません。萌えに専念できる、という意味では最高のドラマなのではないかと思ってきました。ジャニーズのタレントが主演のアイドルドラマだったら萌えに特化したシーンばかりということもままありますが、これはジャニタレではない俳優さんがメインのドラマです。その普通のドラマに主要キャストとして登場していて、それでいて萌えに専念できるシチュエーションが用意されているなんて、それは素晴らしいことではないのか!と思ったら、今まで感じたことのないような感動と興奮を覚えてきました。ああ、素晴らしい場を用意されている裕翔くんかっこいい!!!だいたい、「自担の出ているドラマについてあれこれ考える」ということのできる今の状況の贅沢さにも興奮を覚えます。
というわけで、当初予想もしていなかった斜めの方向に感動を覚えたので、今はこのドラマが心底好きです!!!!ありがとう日テレ!!!!!
なんだか褒めてるのかけなしてるのかよくわからない感想になってしまいましたが、いろんな意味ですごく楽しんでいることは事実です。
とにかくわたしが現時点で言いたいことはひとつです。こうなったら必死です。
毎週水曜夜10時から、裕翔くん出演ドラマ「シェアハウスの恋人」絶賛放送中です!ぜひご覧になってください!!


凪くん出演場面のメモを追記します。

  • フランス語追試の貼り紙の前で呆然とする凪くん。凪くんの第二外国語はフランス語!すてきすぎる!!この辺りのシーンから、凪くんの通う大学は城南学院大学、学籍番号は11K799238ということが判明。
  • 黒のフード付きコートにグレーミックスのマフラーで今日も安定のおしゃれさん。
  • カオルちゃんとホールで鉢合わせる凪くん。「明日、何してる?」と聞いて「そっか、明日バレンタインデーだ」とカオルちゃんが言うとちょっと顔をほころばせる凪くん。口角上げてうれしそうな表情作るのかわいい。
  • 「そこどいてくれる?」と言われて素直にどく凪くん。はああああああなんてきれいなお顔なんだろう!!!!
  • 素直にどく凪くんに対し「どくんだ」と失望するカオルちゃん。「わたしが死ねって言ったら死ぬの!?」とご立腹。理不尽すぎる!ていうか「死ねって言ったら死ぬのか」って、わたしが小学校の時大嫌いだった先生が説教する時言ってたセリフ!今でも虫酸が走るセリフをカオルちゃんに言わせないで。なんでこの横柄な女が好きなんだよ凪くんは、って思っちゃうじゃん。
  • 浮気相手は根岸くんというな名前らしい。「根岸くんになんな暑苦しいこと言ったみたいじゃん、そういうのは普通わたしにいうもんじゃないの?」と怒られる時の凪くんの顔の麗しさ!!!!
  • エスカレーターに乗って去るカオルちゃんを見ながら「バレンタイン 恋も単位も 取りこぼし」といきなり一句詠む凪くん。
  • おおおおおおお凪くん急にどうした!!!!!??????
  • 上で、脚本一行もおもしろくねーって書いたけど、ごめん、うそ!ここは超おもしろかった!凪くんのキャラがどんどん普通から遠い彼方にいってしまったけれどおもしろかったよ!!!!
  • 文房具屋でお姉ちゃんと会う凪くん。一緒にシェアハウスへ。ほんとこの姉弟仲いいね。最初の方の話では久しぶりに会ったような感じだったけど。
  • 恋に悩み、勉強が手につかないとお姉さんに相談する凪くん。
  • ああ、姉弟並んで幻想的なツリーハウスにいる絵の美しいこと!水川さんとの並びは本当にきれいだし、しっくりきてる。俳優さんと並んでしっくりくるのすばらしい。
  • 一話でジャケットの中に着ていたニット、見頃はグレーなのに袖口は白でおもしろいなと思っていたら、袖だけ白いデザインであった。しかもケーブル編み!かわいすぎる!!
  • お手紙を書くことを伝える凪くん。お姉さんもお手紙書くつもりであると判明。「買った便せんまでおんなじかよ」ということになる。なんだこの展開。取り違えフラグでしかないが、フラグはもう少し自然に立てられなかったんだろうか。
  • でもこの不自然さがむしろくせになる!!!
  • ああああああああああああああああ暗がりで明かりに照らされてお手紙書くとか!!なんと美しい絵であろうか!!!!!
  • 「30才まで一人だったら一緒に住もうか」と提案する凪くん。今一緒に暮らせばいいんでは。この二人の思い描くゴールがよく分からない。ああだがしかし、どんな文脈であろうと暗がりで明かりに照らされる裕翔くんの口から「一緒に住もうか」ですよ。なんの妄想ワードだよ!!!!白昼夢か!!!!!
  • どこからの角度ももちろん麗しいけど、向かって左斜め横から見る裕翔くんのお顔の美しさは格別。
  • おトイレから帰ってくる凪くん。お姉さんと「二人同時にしたくなっちゃって」ふたりで同時に離れたらしい。この家、トイレは共同なんだっけ。ひとつなの?二つあるの??ていうか、ここのシェアハウス防犯体制どうなってるん??
  • しかし、大泉さんと普通にお芝居してることに感動する。
  • シャンデリアが豪華なしゃれおつレストラン(カフェ?)でカオルちゃんと待ち合わせする凪くん。はああああきらびやかな場所がよくお似合い!!!
  • しかし、前日あんな別れ方をした二人がどうやってここで待ち合わせるまでに至ったのだろうか。電話なりメールなりしたと思うんだが、そのプロセスを知りたいわ。
  • いや、別にいいや。
  • 「おれ、口下手だから手紙に気持ち書いてみた」とラブレターを渡す凪くん。凪くんがこういう思ったことをはっきり言えないキャラなら、この二人はどういう過程を経てつき合うようになったんだろうか。謎である。
  • 肩まわりだけノルディック柄になってるボーダーのニットをお召しの凪くん。ほんとにスタイリストさんいい仕事すぎる!!
  • いきなり手紙を音読するカオルちゃん。そしてそれに「何その暗い出だし」と不思議がる凪くん。「やべ!それ姉ちゃんのだ!わー入れ替わっちゃったんだ、やべえ」と手紙の取り違いを認識し、頭抱える。そして手紙を奪い、彼女を置き去りにして荷物をまとめて去る凪くん。
  • この一連の流れがコントすぎる。
  • 本気の芝居なのか、芝居がかっているお芝居を狙っているのか、そういうことではない別の方向性を狙っているのか全然わからない!でも、この芝居がかってる感、ものすごく裕翔くんに合ってるな!!!とも思う。この不自然な脚本、ものすごく裕翔くんを引き立たせるものかもしれない。
  • それにしても事情も説明せず彼女置き去りはいくない。
  • でもまあちゃんと事情を説明して和解したらそれで話が終わっちゃうもんね!関係がこじれて苦悩する凪くんが来週も見られるかと思うと嬉しいよ!!!
  • 凪くんの書いたお手紙は谷原さんの元へ。そのお手紙を音読する谷原さん。フランス語。おフランス語でお手紙を書いていた凪くん!!!なんという麗しい設定!!だからフラ語追試という前振りがあったのですね!フラグの立て方がへたすぎる!!
  • 凪くんのお手紙の日本語訳「お前はおれがいないと何もできない。おれは宇宙で一番おれが好き」おフランス語間違えていた凪くん。いつからそんなおつむ弱いキャラだったの!その方面に萌える準備できてないよ!
  • お姉さんの元へ駆けつける凪くん。かっこいい。ていうか何で凪くんは玄関じゃなくて窓から入ってくるの?妖精さんだから?
  • しかしお姉さんは辰平に告白されたショックで固まっている。その事実を知らされ凪くんも一瞬固まる。
  • 固まっている凪くん。ああ、麗しい!!!麗しい白目!!!
  • フリーズしてしまったお姉さんを再起動させるためにいろいろ試す凪くん。
  • その一環で、姉さんの前でプッチンプリンを皿に空け、それを一息に飲み込む凪くん。
  • はあああああああああああああああああああああああ!なんという強烈なかわいらしさ!!!!!!!!!
  • それでも動かないお姉さんを見て「いつもだったらスリッパではたかれてる」という凪くん。そういう問題か!
  • そして次の場面で口についたプリンをさりげなく舌でなめる凪くん。うああああああああああなにそれ!!!!!舌で!!!!!プリンを!!!!!!!ぺろりと!!!!!!!!興奮しかない!!!!!!!もう、この映像は絶世の美しさとして22世紀まで残すべきだよ!!!!!
  • 22世紀まで残すべきなのに、現代に生きている人でも見ている人が少ないなんて由々しき事態。
  • 「手紙読んでみる?」と、お姉さんのラブレターを音読する凪くん。な、凪くん、人の書いた手紙勝手に音読とか、さすがにそれはまずいと思うよ。
  • でも恋のお手紙を読む裕翔くんとか美しすぎるシチュエーション!!!
  • 恋のお手紙全部読んじゃった凪くん。かわいいにも程がある(泣)
  • 手紙を読まれたことに気づき動き出すお姉さん。凪くん、「復活しました!」って!お姉さんもあんまり怒らないのね。不自然に優しいこの人々。
  • 来週は声が出なくなったお姉さんに声を出させるべくスキーへ!!!なんじゃその無理のある展開!でもスキー!!!スキーですよ!!!小さい頃は毎冬ご家族でスキーに行かれていたという裕翔くんがスキーに!!!裕翔くんと白銀!!!!!なんという美しい組み合わせ!!!!楽しみすぎる!!!!!
  • ていうか、凪くんフラ語の追試来週だけどお勉強しなくて大丈夫なんですか。お勉強がんばってね。