デート5話は事件だった

月9ドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜」5話です。
わたしは油断していました。そう、完全に油断していましたた。だって先週の予告の段階で出てきたのが「好きな女の部屋でクローゼットに隠れて泣いている鷲尾くん」ですよ。その一瞬のインパクトたるや!シチュエーションも最高におもしろいし、鷲尾くんの表情も最高におもしろかった。その泣き顔は完璧に美しく、だからこそ絶妙に滑稽で、その画像だけで思わず笑ってしまいます。コメディとして完璧です!1秒でも伝わる絶対的名場面です。だから油断していたのです、もうそれ以上の名場面はないだろうと。
ああ、それは間違った予想でした!デート5話はそれ以上の名場面のある、事件すぎる物語が展開されたのです。


5話が物語としておもしろかったかどうか、もはやわたしにはわかりません!
たぶん、ものすごくおもしろかったと思います。
でももうそれを判断するほどの冷静さは残されていません。だってもう事件だった!デート5話は事件だったのです!


まず、依子さんから鍵を受け取った鷲尾くんが依子さんと電話するシーンが名場面。ここは、鍵をプレゼントされたと思っている鷲尾くんと、お歳暮の電動歯ブラシが届いたと思っている依子さんの、お互い勘違いしてるのに妙に噛み合ってしまう会話が見どころです。ちゃんと成り立つよう緻密に計算された脚本に舌を巻きます(アンジャッシュのコントのようだと思ったのですが、裕翔くん本人もインタビューでそのように言ってました)。ここは実質裕翔くんのひとり芝居です。依子の答えにいちいち反応して喜びをスパークさせる様子を相手がいない状態で演じています。この、くるくる変わる表情が本当にキュート!鷲尾くんの弾む恋心がよく伝わります。ひとり芝居ということは、裕翔くんの演技に全てがかかっているわけです。作り手に信頼されてるのがわかるし、それにちゃんと応えているということに胸が熱くなります。なので、わたしとしてはここだけでかなり感動していました。
しかしメインイベントは依子さんのお家のシーンです。うきうきで乗り込んだお部屋でうなぎパイやYes枕を見つけてうれし恥ずかしドギマギする鷲尾くん、かわいすぎる。そして二人が帰ってくるとクローゼットに身を隠す鷲尾くん。クローゼットに隠れるとわかっているのに「あああああ!!!クローゼットに!!かわいすぎる!!!てゆうか、依子さん、なんでクローゼットに物入ってないの!?とりあえずありがとう!!!」と感動。
そして、クローゼットの中で、依子さんの勝負下着を見ててあわあわとする鷲尾くん。うなぎパイを噛み締めてギリギリする鷲尾くん。巧の「時期尚早だよ」に「うんうん」と頷く鷲尾くん。なにもかもがキュートすぎる!!!鷲尾くん、かわいい!せつない!!!横顔が美しい!!!!
巧と依子の必死すぎなやり取りが続き、鷲尾くんはどのように登場されるのだろうとドキドキと待っていたら、部屋に響くすすり泣き。すすり泣きで存在がバレる鷲尾くん。泣き声でバレるとか斬新な展開!さすが鷲尾くん!真面目すぎて頭おかしい!!!さすが古沢脚本!!巧が扉を開けて泣いてる鷲尾くんが登場する絵、予告を死ぬほどリピったのに何度見ても新鮮に笑える。本当に斬新。名場面すぎる。そして巧を殴る鷲尾くん!バイオレンスかっこいい!殴りかかってるのに泣いてるから暴力的な感じじゃなくてそれもよい。心の叫びもかっこよかった!!!鷲尾くんのせつなさと熱情がよく伝わる!!鷲尾くんせつない。かわいい。好きな女の部屋で乱心してるのに「がんばって!」と応援ししたくなる!「男ならしっかり受け止めて抱いてやれよバカヤロー!!」なんという名ゼリフ!!!!!鷲尾くんの叫び、かっこよすぎる!!!!!「うわああああああああ」と泣きながら去っていくのも最高。せつなくてかわいくて滑稽。ドタバタなのにキャラクターそれぞれの心情が痛いほど伝わってせつない。せつないほどにおもしろみが増す。どこを切っても本当に名場面!!!
は、もうごちそうさまでした。
しかし鷲尾くんの場面は終わらない。翌朝また依子の部屋を訪れる鷲尾くん。昨夜とは打って変わって落ち着きを取り戻した鷲尾くん、朝から爽やか。オフの日のお召し物はチェックのコート!上品でかわいらしい!!そしてちゃんと謝る鷲尾くん、本当にまじめでいい人。鷲尾くんには朝の陽光がよく似合いますね。
ちゃんと誤解が解けるの、ドラマ視聴者として見ていて気持ちいいですね。こういうのうやむやに話が進むとなんか気になったりしますけど、そういうストレスもなく話が進むの、このドラマのいいところ。気が利いてるし、細部まで丁寧に作っているなあと思います。
鷲尾くんがヤンキー兄妹のお家に引き入れられるのは意外な展開だった。ここと絡むとは予想外でした。雑然とした部屋の中にいると鷲尾くんの上品で発光するかのような美しさが引き立ちますね。金麦を飲む鷲尾くん、かっこいい。よくお似合いになります。鷲尾くん、今回出番多いなあうれしいなあと思いながら見ていたのですが、まさかここがラストへ向けての重要な前フリになっているとはこの時は知る由もなかったのでした。
そう、このドラマ、本当によくできています。すべてのシーンにちゃんと意味があって、その後の展開にきれいに繋がっていきます。最初に見た時は気づかなくても、最後まで見た後や、見返した時に「あそこはここに繋がっていたのか!!」と気づくところがたくさんあります。


で、ですよ。
すれ違いの末、コスプレした依子と巧が再会していい感じになるラストシーン。そこに割って入る鷲尾くん!そして依子さんにチュー!!!


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


びっくりしました。
いや、びっくりしたね!!!!
話として「そう来ると思わなかった!!」という意外性があり、「なんかすげー月9っぽい!!!」という納得感もありました。
てゆうか、まあ裕翔くんのキスシーンというのが!!!!
やはり!!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!ですよ。叫ぶ以外にわたしにいったい何ができるというのでしょう。


でも、いや、ほんとに。よかった。感動しました。
月9でキスシーンとかかっこいい!!!というのに感動しますし、相手が杏さんですよ。相手としてなんら不足ない女優さんですよ。かっこいい。何よりこのシーンが、ドラマの中ですごく大事なシーンだというのがうれしいです。ドラマ見てれば誰もが「そうきたか!!」と思う、とても印象に残るシーンです。そういう時に切られるカードであったというのが、本当にうれしいです。
やっぱりキスシーンは事件だし、それだったら重要な場面で使われてほしいと思うものです。それが十二分に満たされるから本当に満足です!!てゆうか、スタイルいいって自ら言っちゃう依子さんにキスしても全然様になるのが本当にかっこいい!横浜の夜景がバックというシチュエーションも最高です!!!


そんなわけで、いろんな意味で名場面だらけだった5話でした。映画の撮影と並行で撮っていた時期だから、鷲尾くんの出番減るのかな〜とか予想していた自分がバカだった!全然そんなことなかった!!いい方向に裏切られっぱなしです。
すごく楽しく見たんですけど、興奮しすぎて見た後めちゃくちゃ疲れました。
6話も「動く好青年!」とあおりもあったし、なかなか見せ場がありそうです。期待しかできません。
この時期にここまでインパクトのある作品にこんないい役で出てる裕翔くん本当にかっこいいです。こんな活躍を見れるのはファンとして本当にうれしいことです。


それにしても、鷲尾くん活躍しすぎで本当にストーリー全体とかよくわかんなくなっちゃいました。なんで依子さんて巧さんとつきあってるんでしょうかね?契約条件に合わない無職の男とのつきあいなんて時間の無駄じゃないの?鷲尾くんの方がスペック高くて良くない??とか結構疑問なんですけど、そこらへんは依子の自分では意識してない女のプライド的なことで、この後解き明かされていくのかなと思いますけど。
よくわかんないけど、片思いする鷲尾くん超絶キュートなんで、なんかもう本当にありがとうございます!!!