昨日発売されたduet、50の質問に答えるコーナーに今月は裕翔くんが登場しています。50の回答すべてが素晴らしく興味深いのですが、ひとつだけピックアップします。好きな色は、という質問に裕翔くんは「白」と答えています。
去年の秋のインタビュー(WU11月号)で、メンバーカラーは何がいいかという質問にも裕翔くんは「白」と答えていました。こういう時に「白」というチョイスをすることが興味深いです。
白は裕翔くんを表すのにとてもふさわしいと思います。
何度か書いていますが、わたしが裕翔くんを見ている時に思い浮かべる色は赤です。決意と意志の宿る燃えたぎる情熱と、人々の興奮を喚起する性質は、そのまま赤のイメージです。ただ、それはわたしが裕翔くんを見るという場面で付随するイメージであって、裕翔くんそのものを言い表すというのとは少し違います。
JUMPには今のところ固定のメンバーカラーはありません。ただ、メンバー色違いの衣装がある場合に、メンバーカラーのような役割になることがあります。去年の春コンの黄緑や、マジパワ衣装の黄色などがそれです。黄色は今回のアルバムのブックレットでも使われていたのでメンバーカラー的なことに近い気もします。それを見ながら、このまま固定されたらどうしよう、と思ったりもしました。黄色も黄緑も、衣装として似合うかというとじゃっかん微妙です。でも、じゃあ何色がいいだろうかと考えたのですが、別に赤であってほしいとも思わなかったし、これといって何色がいいというのも思い浮かびませんでした。結論としては「何色でもいい」です。黄緑でも黄色でもその他の色でも、もし何かに決まったら、それに合わせてイメージをふくらませて、裕翔くんに合う意味を考えるだけです。
黄色だったら、秋の街を一面黄色に染めるポプラの枯葉の明るさと物悲しさです。圧倒的な明るさと同時に喚起される胸がひりつくようなせつなさと思えば、それはそれで裕翔くんに似合います。黄緑だったら、そのまま萌える若葉のイメージです。広く動物を愛する裕翔くんの自然を見つめる目は尊いし、そこにはきっと広がる緑があるはずです。そう思えば黄緑もよく似合います。
何色でもそうやって裕翔くんに似合う意味を考えればいいのです。大切なのは裕翔くんはそうやってどんな色にも意味を与えられる存在であるということです。
そう考えれば、いちばんふさわしい色は何かと言えば、すべての波長を等しく含んだ光である白です。まっさらで何にも染まってないとも言えるし、すべてを知っているうえで巡ってきたとも言えます。高潔さと清廉さの象徴としてもぴったりです。なにより白いお召し物は本当によく似合います。
そういう白という色を選んでくる感性がすてきです。自分に似合うものが何かわかっているのだと思います。もしくは自分の好きなものを自分に引き寄せていく力があるのでしょう。どちらにしても感服するしかないです。