5周年おめでとう

突然ですが、裕翔くんは王子様です。
あの風貌を見れば説明はいらないと思います。完璧に整ってこの上なく上品なお顔立ちに、手足の長いすらりとした体型。その上好きなスポーツは乗馬です。王子様以外の何者でもないです。
ところで、一般的に王子様というのはキャラクターの薄い存在です。たとえば、シンデレラにおける王子様は、主要な登場人物でありながら非常にキャラが薄いです。どういう性格であるのかよくわからないし、だいたい登場シーンはかなり少ないです。王子様であるということだけが重要で、人物としてはおもしろみに欠けます。
裕翔くんも、前はそういう、ややおもしろみに欠けるという意味でも王子様であったと思います。人々からかしずかれることが当然である時なら、おもしろみなど必要ないのです。
ですが今の裕翔くんは、王子様でありながら多分におもしろみのある人物です。
燃えたぎる情熱も、森羅万象に向ける好奇心も、真っ直ぐな正義感も、思ったことを口に出せる素直さも、だいぶ過剰です。ひとつひとつはおもしろい要素ではないのですが、分量が過剰なのでちょっとおもしろいです。ドラムやカメラなどの自分の特技への没頭し具合もなかなかに過剰です。一時期はどうなることかと思いました。かっこいいのですが、その傾倒ぶりはちょっとおもしろいです。そして、動物の鳴き真似が得意だったり、絵がお上手だったりと、ユニークな特技もあります。
裕翔くんがこのようなおもしろみのある人物になったことに貢献してるのがHey!Say!JUMPという環境であったと思います。もちろん、裕翔くんの生まれ持った資質という要素が大きいのでしょうが、JUMPという環境もかなりのウェイトなはずです。
JUMPが結成されてからの活動は、順調な道のりでもなかったし、裕翔くんにとっては苦しいことも多かったと思います。傷つくこともきっとたくさんあったと思います。たくさんの苦悩や葛藤があったことでしょう。それが「良かった」とは思いませんが、そのことで裕翔くんの魅力が深まったことは間違いないと思います。
自分の思い通りにはいかない状況も、その中で個性を押し出していく必要性を感じたことも、今の裕翔くんを形成することにつながったのでしょう。そうしたことを経て、つまらない王子様ではない、深みのある個性的な王子様になりました。
今の裕翔くんをかたち作ることのすべてに感謝したいので、JUMPという環境にも感謝したいです。


そんなJUMPも24日で結成5周年です。
すべてはあの日から始まったのだと思います。それが運命だったとも、奇跡であったとも思いませんが、あの時あの10人が集まったからこそいろいろなことが始まりました。
わたしにとってもそうです。JUMPというユニットができたからこそ、こうやってブログを書くようになり、いろんな場所に行っていろんな人に会いました。それはすべてとても貴重な出来事でした。
今は正直JUMPというユニットに対して全力で肯定的なわけではありません。言おうと思えば呪いの言葉を三日三晩だって吐き続けられます。それでも、わたしにとって他にない特別なグループであることは確かです。
その出会いに感謝したいし、彼ら10人の未来が明るいものであることを、その手で明るい未来を作っていってくれることを、願ってやみません。


Hey!Say!JUMP5周年おめでとう。
ちょっと早いけれど、心からの祝福を。