裕翔くんの好きなところ98:優雅さ

裕翔くんを見ていると、なんと優雅だろうと感嘆することが多くあります。
麗しいお顔も優雅であるし、ただずまいも優雅です。踊っている時の手や足の動きも優雅であるし、一心不乱にドラムを叩いている時もどこか優雅です。抱えている苦しみさえも時に優雅さを感じます。天上人であるかのような優雅さをいつもまとっています。
優雅さは、裕翔くんの持って生まれた資質であり、人よりも優れていること、人に愛されることを、ごく当然のこととして育った環境によって生まれたものだと思います。
そしてまた、裕翔くんの優雅さは決意と意志によって実現されているものでもあります。
以前にも引用しましたが、オルハン・パムクの『わたしの名は紅』という小説の中のこの一節がとても好きです。赤という色が語る場面です。

わたしにとって優雅さというのは、弱さとか希薄さの中ではなくて、決意と意志によってのみ実現されます。他の色も、影や徒党や孤独をも恐れません。わたしを待っている紙の面を自分の勝利の炎で満たしてやることはなんとすばらしいことか!わたしが広がると、人々の目は輝き、情熱は高まり、眉は上がり、鼓動が早まります。わたしを見てください。生きていることは何とよいことでしょう。見ることはなんとすばらしいことか!
『わたしの名は紅』 オルハン・パムク (和久井路子訳)

裕翔くんを見るとこの文章を思い出します。
裕翔くんの優雅さも、ただ上品というだけでなく、決意と意志を感じます。その優雅さがとても好きです。