区切りは自分でつける

そんなわけで29、30と国立へ行ってきました!
嵐の10周年アニバーサリーライブです。
楽しかった!


以上です。
ざっくり言うと本当にこれだけなんだけど、詳しく言うとそれだけじゃなかったりする。以下、ネタバレと忌憚ない感想含みます。


楽しかった。
でも、シングルばっかでつまんなかった!!!!!
これが正直な感想。


なんか本当にごめんなさいってかんじだけど。つーか、これは言うなればシングル集であるベストアルバム引っさげてのツアーなんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけど。そうなんだけど!でも最後のシングルメドレーとか退屈すぎて、退屈って思っちゃう自分に絶望しながら見てたよね。あ、これこの後シングルが時系列に続くだけだって思った瞬間ぷつって何かが途切れちゃった。隣のともだちがいきなり動きがフリーズしたわたしにびびってたよね(ほんとゴメン)(でもわたしの奇行には慣れっこな友)。
うーーーーーん。いや、一生懸命やってたのはわかるし、むかし通りの振り付けでやってくれたり、何より記念だからってそうやって振り返り企画やってくれるというその心意気は本当にうれしいんだけど。本当にわがままだなあって思うけど。でもやっぱり今ひとつ盛り上がりきれなかった。わたしが求めていたものとは違かった。単調すぎる。単調だし「ここでそれをやるのか!」ってオドロキや意外性がなんもなかった。HORIZONもココロチラリも台ジェネも君僕もできるだけも、わたしが聴きたかった曲もずいぶんやってくれたし、それは本当にうれしかったんだけど、でもやっぱり違う。物足りない。
むかし嵐コンに行った後感じてた、楽しいという感覚を超越した何か、心がぱんぱんに満たされて幸福感でいっぱいで、「嵐大好き!!!!!!!最高!!!!!!!!」って全世界に叫びたいくらいに気持ちとまでは全然いかなかった。
わたしの場合、去年の国立で本当に感無量でものすごい感動を味わってしまったから、というのもある。去年はとにかく、国立でやるの!?嵐が!!???あの嵐でしょ!!???こぢんまりしたアイドルグループであるわたしの嵐が国立でやるの???というのがとにかくオドロキで、コンサートでも7万人が嵐の曲で揺れてる!!東京の空の下で嵐の曲が響き渡ってる!!!ということにとにかく感動しまくりだった。でもさすがに今年は2回目だからね。しかも更にスーパーアイドル嵐さんになってしまっているこの状況だと、国立でやるということそのものには特に感動しない。それはしょうがないよね。
それで去年はどういうプログラムか全然わからない状況で、そこで「素晴らしき世界」とか「イチオクノホシ」とか「明日に向かって吠えろ」とかここでそれをやるか!!って曲やってくれて、そのたびにその当時のことをばーーーっと思い出して、あの嵐が国立満杯にしたんだってそのことにいちいち感動して泣いてた。今までのことを思い出して胸いっぱい、というならわたしは去年やり尽くしてしまったんだ。
はっきり言って今年の演出はトゥーマッチだ。「10年を振り返って感動してください!」って提供されすぎて悪いけど鬱陶しい。そんな作業は勝手にこっちがやるからそんな押し付けがましいことしてくれなくて大丈夫です!!!あなたたちが、むかしと全然ちがう成長した姿と、全然変わらない微笑ましい姿を見せてくれれば、それで勝手にこれまでを思い出して感動するんです!!過去映像とかも、そんなの家で見るから別にいいです!少しならいいけど、そんなにたくさんは結構です間に合ってます!というかんじだった。
あと、単純にメインステでやりすぎ。お手振り多すぎ。そんで、でかいビジョンで関係ないイメージ映像とか流すのやめてくれ!!スタンドだと顔とかほとんど見えねーんだよ、でかいスクリーンには常時5分割で顔アップを基本にしてくれ!!アイドルは顔が命!!!
うーーーーん。こんな文句書くはずじゃなかったんだけどなあ。つーか、踊れる曲とかC&R曲多くてそこは単純に楽しかったし、別に「なんじゃこりゃ!!」ってネガティブな気分になったわけでもないんだよ。ふつうに楽しかった。それは本当に本当なの。ただものすごくテンション上がって気分が高揚したかというとそういうわけでもないので、そこで何だかモニョモニョっとしてしまった。29日にいっしょに行った母はすごく楽しかったらしく「やっぱり嵐はいいわね!コンサートはいいわね!嵐ちゃんとか全然おもしろくないけど、やっぱりライブは別物ね!!」と大興奮で、なんかその温度差もちょっと悲しく、あげく「あんたはへいせいじゃんぷが好きだからよ!」と言われてしまいまたションボリ。いや、確かにそうだけど、そうじゃないんだ。たぶん。でも、そうなのかなあ?うーーーん。
あの7万の観衆の中で、デビューを見てないとはいえ、わたしは確実にかなり前から嵐を見てきた部類に入ると思う。今まで支えてくれてありがとうって嵐のファンは最高ですって、それはわたしのことよって思ってもいいはずなんだけど、なんだかあんまりそう思えなかったんだよなあ。あの輪の中に入りきれなかった。これってわたしの「好き」の温度差の問題かなあ。でも去年はあんなに感動したんだからそれだけじゃないはずなんだけどなあ。むうう。
いっしょうけんめいやってくれたことに関しては感動したし、心からお疲れ様ですありがとうって言いたいんだけど。うん、なんか、ごめんね。いや、でも好きだよ。そんなの当たり前じゃん。
これがとりあえずの正直な感想。日ごとの感想とか曲についてとかはまた別に。


(追記)
改めてパンフ読んで、今回のコンセプトを考えると、こういうコンサートで良かったのかなとは思う。ファンに恩返しがしたいってその気持ちは純粋に嬉しいし。それを受け止めてあげられなくてごめんねって気はする。でも、やっぱりコンサートはその場で体感したものがすべてだと思うので、そういうの読んで気持ちを変えるのはそれはそれで違うと思うので感想は変えない。
この、楽しかったけど物足りない感じって、そういえば凱旋コンがそうだったな。「ベスト盤」的コンサートがあんまりハマらないのかもしれない。あの辺から徐々に距離ができていったんだよなーと思い返してはややヘコむな。