ぼんやり

嵐さんが東京ドームでライブをやってるみたいですねー。ええ、もちろん家で留守番ですけども。
諦めてはいたはずなのに、やっぱりこうやって開催されているのに蚊帳の外だと、想像以上に辛いなあ。運がなくてカネも人脈もなければしかたないんだけど、わかってはいたし、なんか別にするっとスルーできるかなあって思ってたけど、行った人の感想とか見ちゃうと死ぬほど羨ましいし、東京でライブやってるのにこうやって家にいる自分がふしぎでしょうがない。
わたしは別に現場担ってわけじゃないし、最初のころは遠征なんて発想もなかったし、でも東京とか近郊でライブがあれば必ず行ってた。年に数回のそのライブが本当に楽しみで楽しみで、それを楽しみに毎日を過ごして、行った後はその余韻でふわふわ幸せな気分になって、そうやって日々を過ごしてた。10年近い日々をそうやって暮らしてた。それがわたしの日常だった。嵐はわたしの日常そのものなのだ。この数年はライブの後ももやっとしたものを抱えることも多かったけど、それだって行って初めて抱ける感情で、それすらも日々の大切な一部だった。
でもそういう楽しみも奪われてしまったのだなあ。奪われたというと穏当じゃないけど、率直に言ってそう感じる。誰が悪いというわけではないけれど。嵐が当たり前にそばにある日常はもうなくて、時は流れて状況は変わって、何もかも変わってしまったのだなあ。そりゃおまえだってヘイセイ生まれにムチュウになって変わっただろって言われればそれはそうだけど。実際そうだし、だから別に大丈夫かと思ってたんだけど、意外とものすごくダメージがでかい。それだけ嵐のライブに行くっていうのはわたしの一部だったんだと思い知らされた次第。行けないとこんな気分になるんだなあ。
自分の気持ちとか情熱とかじゃなくて、こういう事情で切り離されていくなんて思いもしなかった。売れるってトップに立つってそういうことなんだね。