冬コンメモランダムその3 構成編

横浜が始まる前、大阪名古屋のネタバレを斜め読みして、どうやら9人で踊るところが多いらしいファンサタイムが少ないらしいというのを見て、なんだそれならすげーいいじゃんと思ったものの、なんでか賛否両論でどうゆうコンサートなんじゃろなと思っていたのですが、なるほどこういうことですか、と見てわかった。
以下、冬コンの全体の感想です。ネガティブ注意。


簡単に言うとわたしははまれなかった。悪いってわけじゃない。すごい踊って、それは居残りしてスタッフに注意されるほどだったというし(このエピソードは超かわいい!!)手抜きでレベル低いってわけじゃない。でも絶望的に自分の好みに合わなかった、というかんじ。
まずもってオープニングから「……はて?」。なぜその選曲?そしてその装置?オープニングに持ってくるものか??
そして畳み掛けるダンス攻勢。わたしはユニ担かつファンサいらねー派だから、全員で踊るのは全然歓迎なのだけど、この演出はいまひとついいと思えなかった。わたしが見たいものとひまひとつ違う。わたしはわかりやすく「かわいい!!」系の曲や振り付けが好きなので、例えば「トビラの向こう」とか「冒険ライダー」とかあの辺の曲を踊ってほしい。でも別に最初にガツガツ踊ったあの手のかっこいい系の踊りも嫌いじゃないしかっこいいと思う。あれはあれでいいんだけど、でもあればっかりじゃ飽きるのだ。あれが悪いんじゃなくて全体の中の位置づけがバランス悪いかんじ。あれをやるなら他の部分は違う風味にしてほしい。そしてひとりひとり自己紹介的にダンスしてくとこ、あれの長さが人によって違いすぎやしないかい^^。あれ結構憤った。
その後の太鼓演出とかシャドボとか瞳とかが、ことごとくわたしの趣味じゃなくて、そこらへんが結構きつかった。ひとつひとつは嫌いじゃないんだけど、わたしが「超好き!!」ってテンション上がる選曲や演出じゃなくて、そういうのが続くとちょっとずつテンションが下っていくのよね。(このへんは何回か見てるうちに楽しみ方を覚えた。太鼓とか踊りかわいいよね)
で、謎のちびーず。別にいいけど、今ここで2人巻き添えにしてまでやることか?セブンコンがまたあったらそん時やれよ(ありーもその時に呼べ!)。そして上からロープで降りてくることに特にオドロキとか萌えとかないし。衣装かわいかったけどね。
ロミジュリは。まあ最初は戸惑いしかなかったけど、これはだんだん楽しくなった。後ろの非ちびーずがヘラッヘラ踊ってる(てゆうか、いのひかだな)のを見てたら、これはこれでいい!と思えるようになった。どのタイミングで叫べばいいのかわからなかった「OH!ロミオ!」の叫ぶポイントがつかめてからは俄然楽しくなってきたよ。コール&レスポンスって楽しいね!声出すって楽しいね!悲劇だろとか深く考えちゃいけないよね!「男の人と女の人の深い愛の話」だからね。それ以上の意味はないよね!つーかぼく「も」ロミオとか言って意味わからなすぎる!意味わからなすぎてむしろいい!つーか歌詞はさておきこれ曲自体はかなり好きだ!

で、せっかく盛り上がったロミジュリの後で、なぜファンサタイムを挟むのだおまえらは。前々からそうだけど、なぜおまえらはMC前のいいところでファンサタイムにする?MC前ってわたしの認識では前半の山場でがつっと盛り上げて「これぞ」って演出で見せるところなんだけど、そうではないの?わたしの常識はこの街じゃ非常識?さいしょこのコーナーのとき「えええええええ!!!ファンサ少ねえんじゃなかったのかよおおおおおお」って思ったよね。確かに全体からすると少ないんだけど、このいい場面で持ってきたおかげで台無しだよ。ファンサタイムなんて退屈タイム以外の何物でもないんだけど!厨にファンサしてるところにおもしろさを見出せればいいんでしょうけど、わたしそんな高等技術は持ち合わせてないんだ。
MCは楽しかった。メモってあるんだけどレポにするかは未定。
スノプリ。このコーナーかなり好きだった。もちろん前の合唱団なんて一切見てないよ。とにかく一緒に揺れたり手話の練習したりするラブリーすぎるやぶとゆーや、あと横浜前半MCでなぜか異常な密着ぶりを見せて、スノプリ中もやたら見つめ合っていたいのおもったんの上手組にムチュウ。あそこほんとにかわいかったなあ!途中から手話に参加するのもデレデレ見てました。カンニングする薮もかわいかったけど、うさんくさい微笑を浮かべてしれっと手話をこなすいのおくんもおもしろかった。
NYCは、まあ紅白あったんで別にコーナーあること自体はいいです。あの電飾衣装、会場のライト落とせる横アリのが本来の用途(?)で使えていいよね。ただライト落とすと顔が見えないという甚大な欠点がありますけどね。

セブンコーナーも、とりあえずファンサタイムが退屈。ワンダーランドトレイン、好きだけどもう飽きた。Get!はカッコよかった。
ベストコーナー。これがなあ!これがちょっとなあ!本来いちばんと言っていいくらい楽しみなBESTコーナーがこれだったからなあ!!かなり心挫けた。とりあえずスリルは飽きた。嫌いじゃないけどすっかり飽きた。そんでジャスワナとバッキンタイムってなにそれ…!!なんで今それ!!???はっきり言って本当に嫌だ。だってそれじゃBESTじゃないじゃん。ヤーとJJじゃん。わたしはJUMPが好きだしBESTが好きだけど、ヤーもJJも全然好きじゃないからそれを見せられても困る。逆にきっとそれぞれに思い入れがある人はいて、それをある意味決別する形でいまのJUMPなりBESTになったわけだろ?なんでそれを今さら蒸し返すの?別に曲に罪はないしいい曲があるならすればいいじゃんていう考え方もあるかもしれない。それはそれでいいけど、それならこういう分け方じゃなくていいじゃん?去年も冬春とヤー曲はあって、それはまあJUMP曲もまだ少ないしいいかなって思えたけど、まだそれを引っ張るというのがわからない。悪いけどかなりひいた。いのおにソロパートが!という喜びなんてノーカンになって余りあるくらいひいた。わたしそういう鬱陶しい体質なんだよ。…つーかスパイシーやれよ。

バンドタイム。たぶん、このコーナーもいまひとつ楽しさがわかってないんだよな。楽器とかなにひとつ演奏できないし音楽に詳しくなくてバンドとか楽器演奏のどこが楽しみどころかさっぱりわかってない上に、どうしても目で追ってしまうのがキーボードの前に立ってるあいつなんでね。見所が正しくないよね。そして名曲と名高い(?)「チュウは二度目さ」が、いまひとつピンとこない残念な体質。歌詞はなかなかいいんですけどね、メロディとかサウンドがいまひとつ響かないのでね。残念。FLYはふつうに大好きですよ。このコーナーは3日以降ギター持たずにヒョコヒョコと動き回っていたやぶと、いちいちかかと上げて右手で大きくパタパタリズム取ってたありおかくんを主に見てました。かわゆす。
作文〜Born in the Earthはすげー好きでした。もう完璧な流れwww。学級委員長ありおかくん様様。そしてこの曲好き。スケステはやっぱり踊りながら使う装置。正しい使い方。これは満足。

そして衝撃のアンコ。なんぞあのマンションムビステ。そして電飾ベルト。もう最初見たとき「………は???」としか言いようがなかったよね。びっくりしたよ。前述の通りジャニーズっぽくて悪くないけどね。マンションムビステは、退屈!!!結局上下動はあるけど、本人たちは突っ立てるだけじゃん?意味ねえよ!!こっちはメンバー間がキャッキャ言ってわちゃわちゃ絡むのが見たいんだよ!!!そのために金払ってるんだよ!!!いや、それは言いすぎだけど!!!でも3曲も突っ立たれても困るんだよ!!この装置、なんかもっと使い方あるんじゃねえの?
そしてダブルアンコ着替えてきたと思いきやまたロミジュリ衣装。あほかーーーーーー!!!!しかもロミジュリと瞳ってさっき聴いたし!!!もう1回聞きたい曲じゃねえし!!つーかおまえらツアT着て出てこいよ、あほか!!!
と、まあこんかんじで見終わったわけで。そう、わたしが「これのために5500円払える!!」と思える好みにストレートにはまる場面がなかったよね。


「見せる」コンサートって、カッコいいけど、好みにはまらないと辛いんだよね。結構リスクあんだなってわかった(好みにはまらない人も納得させるほどのクオリティでもないし)。で、たぶんわたしが好きなのって「見せる」コンサートじゃなくて「盛り上がる」コンサートなんだよね。そこまで意識したことないけど、今回のでうだうだ考えてそう思った。あがる曲で、たとえば皆で振り付け踊ったり参加型のコールとかあったりして盛り上がる演出とかけっこう好き。あと、「かわいい」演出。かわいい振り付けであったり、例えばセブンコンのスリルとか、天国コンのRPG小芝居とかもその系列。そしてなんといってもメンバー同士がわきゃわきゃやってるとこ。MC含めだけど、これがなきゃコンサートじゃない。でもたぶんそれだけのコンサートでもわたしはきっと文句を言う。それだけじゃ散漫すぎると。びしっと見せるところもあってほしい。そういう楽しいのがあった上で「見せる」演出でがつんとカッコイイとこ見せてほしい。わたしはそういうワガママな客なのだ。
どうしても比較しちゃうけど、やっぱ嵐ってこの辺のバランスが本当によかったんだなって思う。ツアーによって比率は違うけど、ひとつのコンサートの中に見せるところと楽しむところと盛り上がるところとバランスよく配置してあった。だからたぶん、いろんな好みの人がそれぞれに楽しかったんだと思う。じゃんぷコンにはこのバランス感覚が欠けてると思う。人数が多い分、誰もが納得する構成にするにはこのバランス感覚はもっとずっとシビアに求められてしまうから難しいところだけどね。
しかし今回、ひとりひとりの見せ場がなかったのもなんだかだなあ。誰に対しても、ぎゃあああああかわいすぎて死ぬ!とかかっこよすぎて意識飛んだ!とかまじ美しすぎるんだけどあれは人間じゃない!!!!とか思わなかったんだよなあ。それって何だかすごくつまらない。ソロって今まで別になくてもいいと思ってたけど、ないと本当に印象残らない人は残らない。この辺は10人いることのデメリットだなあ。せめてセブン/ベストでもうちょっとひねってくれればな。
まあ夏から時間も経ってないし新曲もないし薮抜きでも成り立つ構成にしなきゃいけないし、という制限ありまくりのなかで絞って出してきたんだから、それを考えれば上出来だし、いっしょけんめい練習してきたという点では非常に評価はできる。評価したい。

でもやっぱり正直「すっげー楽しかった!!」わけではなかったんだよな。これは、わたしがじゃんぷコンを異常に楽しみにしてきたことの裏返しでもある。だってしょうがないじゃん、他に楽しいこととかないんだよ!味気ない日常を送って他にこれといった趣味もない悲しい女なんだよこっちは!きゃわゆい子たちに会えるのを指折り数えて待ってたんだよ!だから期待してたのと違うとバカみたいにガッカリしちゃうんだよ、ごめんね!この辺のコンに臨む姿勢については大いに反省してる。反省したところでたぶん直んないけど。