シンプルなあい

今までジャニコンは嵐じゃんぷカツンしか行ったことのないひどいJスト担(別に意図したわけじゃない)だったわたしに新しい扉が開いたよ!てなわけでテゴマスコンに行ってきました。
楽しかった!とても楽しかった!
萌えとかトキメキとかそういうことでなく、コンサートとしてふつうに楽しめて満足できた。いい曲多いし、それをちゃんと聴かせてくれるし、とにかくかわいいらしい世界観に貫かれてる。徹底してて気持ちいい。歌を聴かせることがメインだけど、変にアーティスティック志向にならずに、きっちりとアイドルなところもいい。
いやしかし、じゃんぷを見慣れた目から見るとさ、本当に心から思うよね。
ふたりって…少ない!!
まずもって会場入って客席見回した時に、てごしうちわとますだうちわしかないということが衝撃的だった。これは壮観!!!1万5千人みんながテゴマスだけのために来てるというそのことが当たり前なんだけど驚く。そしてそのふたりしか出てこなくて、もちろんバンドは入ってるけどそれもすべてふたりの歌のためだけのバンドで、ふたりとふたりのファンのためだけのステージ。ふたりの歌を聴かせるというシンプルな目的に貫かれた、シンプルだけどシンプルだからこそ濃密な空間。
シンプルって……いいなあ!!!!と思ってしまう。
てゆうか、約3時間の公演中ほぼずっとステージの上にいる!そのことが、心の底からうらやましい!!!!
内容は、前のツアーのDVDと雑誌のレポページとか見て想像してたかんじとだいたい同じで、「これはサプライズ!!」というのはないんだけど、別にそんな突飛なこととかいらなくて、歌とふたりの存在感と派手じゃないけど隅々までかわいらしい演出で存分に楽しめる。やっぱり生で見ると、ぐっと迫ってくるものがありますね。生だから歌がちょっと「あれ?」って思うこともあったけど、それはもちろんテゴマスレベルでの話で、ジャニコンのレベルではここまで歌で聴かせるのはすごいよなあと単純に思う。


途中「このツアーはじめて来た人ー?」って客席に聞いたとき、手上げてた人がまばらにしかいなかったので、やっぱリピーター多いんでしょうね。そのこともそうだし、客層もちょっと似てるし、MCがぜんぜんおもしろくなくて、でもふたりでどうにかしなきゃっていっしょけんめい話題探して話してるとことか、ひとむかし前の嵐のことを思い出してしまった。ひとむかし…っつーかふたむかしかもっと前か?MCなんて全然おもしろくなかった頃のこと。でもいっしょけんめいやってて、そのことが強烈にかわいかった。いっぱいいっぱいで、でも助けてくれる人もいないから「おれらがやんなきゃ><」っていっしょけんめいになってる姿って本当にいいもんだよね。客席からも「わたしが応援しなきゃ><」という必死さを感じた。これがまた懐かしいかんじ。そういう空気って麻薬だよなあって思う。いっしょにひとつのものを作り上げていくようなかんじ。大切な秘密を共有してるような甘い錯覚。テゴマスと彼らのファンは、今そういう段階なのかなあって感じた。部外者なんでわからないけど。


アリーナ最後列だったんだけど、柵の横で見晴らし良かったし、バクステにくると(最後の方で1、2曲くるだけだけど)最前になるし象は目の前通るしでなかなかの良席だった。じゃんぷでさっぱりな席運をYJで使ってるのか…。
それにしても、うちわあげ厨もいないし叫び厨もいないし盛り盛りの髪型してくるやつもいないし(少なくとも近くには)とても見やすかった。素晴らしいね。むしろこっちがサーカスだろっていう様なじゃんぷ現場の雑多な客席にだいぶ疲れてるのかもしれない。あれはあれで楽しいけど疲れたな。