王子様のセンス・オブ・ワンダー

絶賛ラジオのターン展開中ですね。毎回聞きながら泣いています。「こんばんぬ、なかじまゆうとです」の挨拶だけで涙ぐんでいます。
声がかわいすぎて゜・*:.。..。.:*・゜
今回は一段と滑舌が悪いね。かわいいね゜・*:.。..。.:*・゜


なぜか山田くんとのターンでは動物の話がよく出てきますね。ふたりの共通言語なんでしょうか。そのわりに話はかみあってませんけど。というか、ふたりとも自分の世界をプレゼンするのにいっしょけんめいで、話をかみ合わせる気はお互いさらさらなさそうですよね。
それはいいとして、わたしはゆうとくんの口から出る動物話が大好きです。
動物を愛玩物としてむやみにかわいがるのではなく、あくまでも対等な目線で、生き物の生態に対する驚きの感情を持ち続けて、敬意を払いながら接している態度がすごく好きです。
対等だから、話しかけたりもするし喧嘩もできるんでしょうね。
他の人間は下に見てるのに、動物は対等な目線で見ているということですね!!!!!
それなんて王子様!
それなんて王子様!!
なんという王子様なの!!!!!!!
王子様たるもの、自分の支配するこの世界の生きとし生けるものすべてを慈愛に満ちた目で見つめて、その神秘に対し目を向けて理解しようとするものですよね!!!その一方で人間に対しては優雅すぎる残酷さを見せたりするんですよね!!!
この人、外見もあんなにかっこよくて麗しくて完璧に王子様なのに性質も天然で王子様なのね!!!!と思うと、興奮しすぎて脳みそが沸騰しそうです。
王子様に出会えるってなんて素晴らしいことなのでしょう。その素晴らしさに毎夜うちふるえています。


ゆうとくんが楽しそうに動物の話をすると山田くんが「気持ち悪い」というのもおもしろいです。前回ターンのカエルの卵の話もそうですけど、ゆうとくん、自分がその話して気持ち悪がられることをわかって言ってますよね。むしろ気持ち悪がられることにじゃっかん快楽を覚えていますよね。
気持ち悪がられることに快楽を覚えるとか!!!!はあああああああんん!!!!えろい!!!!
山田くんと喋ってるとき、ゆうとくんマジ王子様!!!って思う時が多いような気がします。もしかしたら山田くんはわりとゆうとくんを王子様と思ってるのかもしれません。よく知りませんけど。
なんにせよ来週も楽しみです。ライオンズが早く負けてくれて野球延長の危惧がなくなったことに本当に感謝してます。


以下、わたしの王子様観を作っている物語について。
わたしが、王子様はあああああん!!!という時の「王子様」のイメージは、この小説に基づいてるところが多々あります。何度か言及していますが。

白い城

白い城

オスマントルコ時代のトルコが舞台の話です。イスタンブルで奴隷となった主人公はトルコ人学者に買い取られて、その学者は幼くして就任した皇帝メフメト4世に仕えています。このメフメト4世が、動物を愛し知的好奇心旺盛で、聡明かつ純粋でややナイーブという人物なのです。
主人公が皇帝に謁見した日のできごと。

晩になって、わたしは陛下のことを考えた。いまでも陛下をあしざまにけなす師の意に反して、わたしはこれから先もずっと、あの皇帝に憎しみも侮蔑も感じはしないだろうとすでに悟っていた。その暢気さや陽気さ、思いついたことがすぐに口をついて出てしまう甘やかされた子供のような佇まいが好ましく感じられ、わたしも彼のような人間になれたらと思った。さもなければその友人に、と。

皇帝に気に入られて招かれる主人公。

潮と海草の匂いがさわやかな、美しい秋の日のことだった。その日の午前中、われわれは舞い落ちる赤い落葉に覆われた林の中や、セイヨウスオウとスズカケが影を落とし、水連が浮かぶ池のほとりで過ごした。陛下は池の中でぶくぶくと泡を吹くカエルのことを話そうとした。(中略)
カエルの跳躍の仕組みや血液の循環、胴体から注意深く切除をすれば、長いこと拍動をやめない心臓、餌となるハエやその他の昆虫のことを、わたしは陛下に語り聞かせた。卵が池を泳ぐ生体のカエルになるまでの経過をわかりやすく説明しようと考えたわたしは、紙と筆を所望した。ルビーのはめ込まれた銀製の筆箱に収められていた葦の筆を手に取り、変態の過程を絵に描くのを陛下は興味津々に眺めていた。そして、わたしが諳んじていたカエルのお伽話に楽しそうに耳を傾けていた。途中、カエルに接吻した王女の話をすると嫌悪の声をあげながら顔をしかめたが、それは師が評したような愚か者のそれとは似ても似つかなかった。むしろわたしには、日夜学問と芸術に没頭することを夢見る、高い知性を備えた成熟した人間の態度に思えた。

カエルの話をしています!!!
やっぱり王子様じゃないか!!!陛下だから王子様じゃなくて王様だけど細かいことはいいんです!!カエルの卵にうっとりするとかやっぱり王子様だったのね!!はあああああん!!!!
はあああああん王子様・*:.。..。.:*・゜と沸くたびに、行ったこともないけど、イスタンブルの風景がいつも頭に浮かんでしまいます。
関係ないけど、この時代に皇帝と会ったときにするこの挨拶がすてきすぎる。

わたしは皇帝の服の裾に接吻した。

はあああああああん!!!!服の裾に接吻!!!!なんというロマン!!!!!
早くそんな妄想の出来そうな長い裾の衣装を作ってください!!!いや、そんな壮麗な衣装を着たらあまりの輝きに脳溢血になって倒れるかもしれないからいい!!!うそ、やっぱ作って!!!!