お見舞いの代わりに褒めます

あいばくんのニュースは心配です。前の時、復帰した後あまりにも顔色が悪くて見ていられなくて、今でも「ナイスな心意気」を聴くとあの時のことを思い出して胸が痛くなるほどです。その後、休んだことがいかに辛かったかは折々に語っているのでよく知ってます。病気はどんな注意しててもなる時はなるのでしょうがないけど、辛いだろうなと思います。
早く良くなるといいねという祈念の代わりに、この前のワクワク学校の感想を書きます。褒めます。


あの時、うわーーーあいばくんすっげーーーしっかりした人になったなああああああ!!!!!って思ったんですよ。すっげー頼もしいなって思って、他のメンバーに信頼されてるなって感じて、なんか普通にかっこよくて「え…しっかりしててかっこいいとか、おめー誰だよ!?わたしの知ってるあいばちゃんじゃない!!」って思いました。あいばくんは、ドラマとか舞台とかいろいろ仕事してちょっとずつ成長して変わっていってますが、その変化がすごく鮮やかに感じられました。
ワクワク学校は、ふだんのコンサートとは違って、テレビのバラエティ番組の公開ライブバージョンというような構成でした。バラエティ番組に近い構成だからこそ、あいばくんには「ここはおれのテリトリー!!」という意識があったのかなと思います。そして他のメンバーもその面であいばくんに全幅の信頼を置いているのかなと感じました。
それぞれ授業をやるという設定で、ロケの映像が流れていましたが、あいばくんの養豚場のロケがいちばんおもしろいものでした。養豚場で豚の世話をして、最後に屠殺場に送る豚を選んでそれを送り出すまでをお手伝いしていました。ずいぶん踏み込んだ内容だな、と思いました。当たり前のことなのにテレビなどで扱われることは少ない。そこに触れることでこの授業というていの企画にぐっと深みが出ていました。それをするあいばくんの表情は言葉で何かを言うよりも多くのことを物語っていたし、その後の養豚場のご主人の言葉も含め、わたしも考えさせられました。
あの場面がロケ部分ではハイライトだったと思うし、おそらく制作した方もそれはわかってやっているのだと思います。そのいちばんいい場面をあいばくんが担っていたということは、あいばくんならできると思われたということで、その信頼のされ方がすごいなと思いました。簡単じゃない問題を、あくまでフラットに伝えられると、そう思われたということだろうし、実際それをすごくうまく伝えていました。
ロケ以外のライブ部分でも、わたしの贔屓目かもしれませんが、すごくメンバーに信頼されてるなと感じました。いつものコンサートの、とにかく突っ走って盛り上げるという引っ張り方だけじゃなくて、それを残しつつも、テクニカルな部分で落ち着いてて引っ張ってる感じがしました。その構図がものすごく新鮮だったんですが、なぜかすんなり納得でもありました。
そういえば生命保険のCMとかも、最初「なにそれwwwww人選シュールすぎるだろwwww嵐だったら何でもいいのかよwwww」って最初思ったんですが、実際見てみると何だかすごくしっくりきてて、ああそういう人になったんだなあとしみじみ思いました。元気いっぱい明るく天真爛漫なあいばちゃん、でありながら、ちゃんと大人で信頼できる、そういう人になったんだなあと感じます。何だか遠い目になるほどに成長しててびっくりしてしまいます。
ビジュアルも、まあ普段平成生まれを見慣れてる目には「老けたなああ」と映ることもありますが、ふつうにかっこいいと思ったりします。ふつうにかっこいいあいばって何、誰それ、って感じですけど、おめー誰だよってくらいにかっこいいってすごいことですよ。
そんなことを感じたワクワク学校でした。
もちろんあいばくんだけじゃなくて嵐がすげー大人なグループになってて、ライブできっちり授業をこなしてる様子は、嵐は21世紀のドリフターズになれるのでは……って思うほどでした。それでもちゃんとわきゃわきゃと悪乗りしたりするところもあり、何かもう「すげーな!!」としか言いようがないです。


話のついででは何ですが、あいばくんと言えばこの本で言及されています。

のはなしに?カニの巻? (宝島社文庫)

のはなしに?カニの巻? (宝島社文庫)

あいばくんが2006年に実験SPで60畳の大凧に乗って空を飛び、それを見た伊集院さんが「こんなことアイドルにやられたら芸人はどうすれば!」と衝撃を受けた時の話が「ジャニーズ系」の章に載っています。このエピソード、当時ラジオで語っていてわたしはそれを聴いてすっごく嬉しく思ったものですが、それが本になって残るというのも嬉しいです(嵐の番組というだけであいばくんの名前は出てませんが)。
60畳の凧に乗って空を舞ったあいばくんは嵐ファンのわたしの誇りであり、これがあるから細々とでもずっと応援していきたいと思います。