カウントダウン

OVERのPVで撮影に使っているどこぞの大学のキャンパスが、緑がたくさんある広々とした敷地にきれいで瀟洒な校舎の建っていて、そこに初夏のうららかな日差しのさす気持ちのよい場所で、PVメイキングでゆうとくんが「こういう場所が欲しい」と言っていました。
それを聞くたび、わたしに金と権力があったらゆうとくんのためにこの場所を献上するのに、と思います。当然ながらできない自分がふがいなく感じます。
でもそんなことは必要ない、とも思います。欲しいも何も最初からその場所はゆうとくんのものです。この世のすべてはゆうとくんのものです。
ゆうとくんのその瞳に映るすべてのものがゆうとくんのものなんだよって言ってあげたいです。


ゆうとくんが17才である世界があと1カ月で終わりを告げます。
今からそれを思ってどうしようもなくさびしくてせつなくなります。
現実がどんなにグロテスクでナンセンスでも、17才のゆうとくんが存在するならこの世界は美しいと信じてもいいかもしれないとすら思います。そんな世界にいれる幸運と終わってしまうせつなさについて考えながらあと1カ月過ごすつもりです。