Sweet things

このダイアリの更新をほとんどしていなかった11月の前半、わたしはある活動に夢中でした。過去の雑誌等を読み返し、裕翔くんの甘いものに関する発言をピックアップすることです。
(ちなみに、そこでピックアップしたものはツイッターbotとしてまとめました。こちらです→yuto_sweets_bot)


裕翔くんは好きな食べ物を聞かれるとたいてい、馬刺し、チャンジャ、砂肝、手羽先などをあげます。中学生くらいの時分からこのラインナップです。他のメンバーからも「渋いもの好き」として認知されています。そのインパクトが強いのですが、よくよく振り返ると甘い物も結構お好きです。
甘い物の中でもわりと甘みの強い物がお好きだな、というのは感じていたのですが、この先月号のセブンティーンの記事を見て確信に変わりました。

昔、スタッフさんにもらったカヌレっていうフランスの焼き菓子がおいしくて、それ以来ずっと食べたいなーと思ってたの。そしたら、この前たまたま別のスタッフさんがカヌレを差し入れてくださって再会できた!いろんな味があるんだけど、俺は抹茶がいちばん好き♡(ST2012/12)

カヌレカヌレといえばかなり甘みの強いお菓子です。カヌレがお好きとはかなりの甘いもの好き!
これを読んで、ちょっとこれまでの発言も振り返ってみようと思った次第です。それにしてもこの記事かわいすぎですね。カヌレがお好きという事実だけでもうっとりするほど麗しいですが、「ずっと食べたいなーと思ってたの。そしたらこの前再会できた」って、なんというかわいらしい表現でしょう。泣けてきます。そして、何よりわたしがカヌレが大好物なのですごくうれしかったのでした。


裕翔くんのお好きな甘い物と言えば和菓子です。和菓子が好きというのは、それも中学生くらいの時からよく言っています。たとえばこんな感じです。

幸せ〜って感じるのはどんな時ですか?:抹茶のスイーツや和菓子を食べてるとき(会報2号、2010年春)

カキ氷は断然、宇治金時や抹茶練乳派!(2012WORLD TOURパンフ)

和菓子とも関連しますが、サツマイモもお好きです。2年前のラジオではこのように言っています。

「焼き芋おいしいよね。今流行りの安納芋がおいしい」「あのすごいおいしいんですよ。まっ黄色で、中。すっごいほくほくしてて。で、糖度がすごいあるんですって。ねっとりしてるし、すっごいおいしいの」(UltraPower2010/10/13)

半年くらい前の雑誌ではこのように言っています。

こないだ観光地で和菓子を買ったんだ。イモようかんとあんこ玉とイモ玉のセット。イモばっかで結構なボリュームだったけどひとりで食べちゃった(笑)。やさしい甘みがすっごくおいしくて和んだし、その後タムの寝顔を見てたら、まったりして自分もウトウト。和みの連鎖だね。(duet2012/6)

和菓子がお好きなのですが、洋菓子についてもこのようにおっしゃってます。

おれ、カフェで初めてマカロン食べた時は、ほんとに感動したもん。あの小さな一粒においしさがぎゅっと凝縮されてるでしょ。(Myojo2011/11、高木との対談内)

チョコレートもお好きなようです。

コンビニでつい買ってしまうもの:チョコ。手軽に食べられるし程よく糖分も取れるし何よりおいしいから好き(笑)。最近は特にマカデミアナッツが入ってるのが好きで見かけるたびに買っちゃってるね。ちょっと香ばしい感じが口の中に広がってなんともいえないおいしさなんだ。(WU2012/3)

和菓子に安納芋、マカロンカヌレ、チョコレート。そう、どれも甘みがかなり強いものです。それこそ甘みが凝縮されています。お菓子と言っても粉がメインのもの、卵がメインのものといろいろありますが、裕翔くんのお好きなのは、砂糖の存在感の強いものだと思われます。そして、好きなおせち料理を聞かれたら必ず栗きんとんと回答されています。砂糖の甘みがお好きなんだと思います。生クリームは苦手ということですし、揚げ物もラインナップに出てこないので、油脂はあまりお好きではないようです。
裕翔くんが甘みの強い物をお好きとは、まさしく甘美な事実です。


裕翔くんとお菓子といえば、有名なのがお菓子袋エピソードです。ジュニア時代、お菓子が詰め込まれたお菓子袋という名のきんちゃく袋を持ち歩いていた裕翔くん。その姿はドラマで共演していた亀梨くんの印象に深く残っているようで、今でもたびたびそのことについて言及してくれています。
そんな少年だった裕翔くん、それからもずっと甘い物はお好きだったと思うのですが、高校生くらいの時は甘い物について語ることは少なかったように思います。わたしのリサーチが足りないだけの可能性もありますが、この期間はあまり甘い物について語っていないのです。たまに和菓子が好きだと言う程度で。それが今年に入ってからお菓子が好きとよく言うようになってきたように思います。たとえばこんな感じです。

お菓子にラブ!同じものをたくさん食べるわけじゃなくて、種類の違うお菓子をちょこちょこ食べるのが好き。食べ過ぎたと思ったらちゃんとセーブしてるよ。虫歯にもなるしインシュリンの分泌も止まらないからね。でも梅味のグミを見ると思わず手が出ちゃう。(duet2012/3)

健康や体力、カラダ作りのためにやっていることは?:お菓子を食べ過ぎない。お菓子大好きなんだけど、なるべく食べないように気をつけてる。(duet2012/11)

たまたまかもしれません。あと、学校を卒業したことで学校の話題を話さなくなった分他の事柄を話すようになったからかもしれません。でも、心境の変化なのではないかとも思います。
お菓子が好きというのはどちらかと言うと子どもっぽい属性です。そういう「子どもっぽさ」を、高校生くらいの時はあまり押し出したくなかったのかもしれないと思うのです。大人っぽくなりたいと思う時には子どもっぽい物は避けるものですし、興味も薄れてくるものです。でも、成長するにつれ子どもっぽいという属性も受け入れられるようになります。「かわいらしい自分」を受け入れて、それを意識的に押し出すこともできます。
最近甘い物に関する言及が多くなってきたのは、そういうことも関係しているのではないかと思います。わたしの思い込みかもしれませんが。


それにしても、甘い物に限らないのですが、裕翔くんはおいしいものについて実にストレートにおいしいと表現します。「すっごいおいしい」と、その感動を素直に伝えてくれます。そのストレートさは本当に気持ちがいいです。おいしかったものをおいしかったと語ることは、大いなる自己肯定だと思います。てらいなく素直に自分を肯定できるところは裕翔くんの美点のひとつです。食べ物に関する発言からもその素直さがよくわかります。
わたしは甘い物が大好きで、お菓子作りが長年の趣味です。このダイアリのidはsweet thingsですが、sweetは甘い物であり、かわいい子であり、素敵なことの意味です。それらはわたしにとっては似た概念です。
たとえ裕翔くんが甘い物が全然好きでなかったとしても、裕翔くんを好きだと思う気持ちに1ミクロンの瑕疵もつきませんが、やはり自分の好きなものを好きな子も好きだというのは嬉しい事実です。裕翔くんが甘いものについて語っているのを見ると、とても幸せな気持ちになります。だからこの点はこれからも着目していきたいと思います。


いろいろと食べ物に関する言及を見返していたのですが、発言として一番かわいかったのはこれです。

中島裕翔のグルメ事情。「俺、和菓子が好きなんだけど、みたらし団子はあんまり好きじゃない…だって、おしょうゆなんだもん」(Myojo2012/8、編集部ツイッター

「だっておしょうゆなんだもん」て。最高にかわゆい。