嵐Popcornツアー東京ドーム12月16日 感想

12月16日に東京ドームでおこなわれた嵐ライブ、ポップコーンに行ってきました。
楽しかった!!!!!
シンプルに。ただもうシンプルにその一言だけです。シンプルにそう思わせてくれるコンサートでした。シンプルに「楽しかった!!!」と観客に思わせるために非常に精巧に練り上げられているんだろうと思います。
アルバムで「Popcorn」というコンセプトを打ち出せたのが鮮やかな勝利ですね。文字通りのポップ。キラキラとしたアッパーチューンで否応なく気分が高揚します。そしてポップコーンに象徴される軽さ。軽やかさを非常に感じたライブでした。
嵐が「国民的アイドル」と形容されるようになってもうだいぶ経ちます。仕事もどんどん規模が大きい物になっていろんな重いものを背負わなくてはいけなくなりました。コンサートのテーマも最近は重めのものになっていきました。ただ、それは嵐の魅力である「こじんまりした感じ」とはあまり相性のいいものではありません。それに「シンプルな楽しさ」というものともちょっと離れてしまいます。おそらく、その中で嵐も次の一歩をどう出すか錯誤したのだと思います。そして出した答えがポップコーンなのでしょう。
重みというものを十分に知った上で出せた「軽さ」、それを感じました。
出荷されたフィギュアの嵐のアニメーションそのままに登場するオープニングからのup to you、そしてWelcome to our party。もうこれだけで「最高!!!!」って叫びだしたくなりました。これだ!って。これが見たかったんだ!!!って。それで掴みは完ぺき。そのあとも、非常に流れが良くて、盛り上がるところと、ウォーターピクチャーなどを使った見せる演出とのバランスが絶妙。
スーパーフレッシュをライブで聞きたいなーとはずっと思ってて、あとワイハは新曲で出てた時に「これは!ライブの一番いいところでムビステに乗ってやる曲!その図が見える!見たい!!」と思ってました。それがいっぺんに叶ったのは嬉しかったです。それだよ!!!と求めているのもをびしっと提示してくれるのが本当に気持ち良かったです。
過去シングルのシングルメドレーがなかったのも良かったです。個人的にシングルメドレーをされると非常に萎えるので。それも、一番新しい曲が一番人気があるという新陳代謝の良い今の状況があるからなのでしょう。
ソロはやっぱり松本くんのソロがあまりのインパクトで印象に残ってます。あれはずるいでしょう!目の前の花道に化粧台と着替えのジャケット出てきて、これ何??思ったら松本くんのお着替えショーが始まってたまげましたよ。でもあの、ともすればお寒くなるような演出を自分のものとしてやりこなしていることに感動しました。相葉くんのソロも、CDで聞いた時より疾走感があって良かったです。
ドームという広い会場を、使えるようになったおそらく桁違いの予算を、その手でコントロールできるようなったのだな嵐は。そう思いました。精緻化されたコンサート。だからこそ参加してるこちら側はなにも考えずに楽しめるのでしょう。一段まだステージが上がった感がします。ステージは上がってるけど「遠くに行っちゃったな」感はしなくて、そこがまた憎いところです。
ひたすらに楽しく、そして相葉くんの30才のお祝いをすることもできて、うれしさいっぱいの一日でした。参加できた幸運を噛みしめています。