瞳の中 映る世界

duetには現在『Vrai Visage de JUMP』という連載があります。カメラが趣味の裕翔くんが毎月一人のJUMPメンバーを撮る企画です。ここでは通常の特集記事とはまた違うJUMPメンバーの表情を引き出していて、撮ることに関する裕翔くんの才能が遺憾なく発揮されています(個人的には、いのおくんや光など、セットや衣装が特集記事のままの時の方が、表情の違いがはっきりと出ておもしろかったです)。
この連載の1月号ではモデルは裕翔くんでした。セルフポートレイトです。
この写真を見て衝撃を受けました。


かっこいい
ものすごくかっこいい


すっごいびっくりしました。本当にかっこいいんです。いや、もちろんいついかなる時も裕翔くんはそりゃもうかっこいいんですけど、かっこよくない裕翔くんとかこの世に存在し得ないんですけど、そんなの知ってますけど、それにしてもかっこいいんです。衝撃的にかっこいいんです。裕翔くんの切り取り方として完璧なんです。写真としての完成度が高いのです。
その写真の中には裕翔くんの美しさがきっちりと過不足なく映し出されています。ソファにうつぶせに寝そべって肘をつき、顔をちょっと斜めに構えアンニュイな表情でカメラを見つめる裕翔くん。鼻筋がくっきりと浮かび上がり、裕翔くんのお顔の造形的な美しさが存分にわかるその構図。白い肌と漆黒の髪と瞳が映える、トーンを落としながらも暗すぎない色彩。そして二十歳の裕翔くんの繊細さと清潔な色気が見える陰影のある表情。ほのかにそれでいてしっかりと色香が匂い立ちます。
ああ、もう完璧です!
わたしはこれが見たかった、というものが完璧にそこに存在します。裕翔くんが映っている写真なら基本的にずっと見つめていられるくらい好きなんですけど、これは特別にいいです。
そんな特別な一枚が、裕翔くん自身の手で撮られたとは!!!!!その事実に震えます。


この連載の一回目もモデルは裕翔くんでした。この一回目の写真も大好きです。2013年に雑誌に載った裕翔くんの写真の中で一番好きなのはこの一枚でした。白いシャツにスキニージーンズのシンプルなお召し物で、手をクロスさせながら自撮りなさってるお写真です。
衣装もポーズも気をてらったものではありません。ナチュラルな笑顔で、きめきめに格好つけてるわけじゃない、一見何気ない写真なのです。ですが、見るほどに好きになる写真です。さりげないけどすごく爽やかで、爽やかゆえの色気があります。そこには裕翔くんのいいところがきっちりと表れています。連載一回目なのに変に気張ってないところもすごくいいなと思いました。
裕翔くんの自分撮りの才能すごい!!と震えました。でも、一回だけでは本当に才能なのかわかりません。偶然ということもあります。その時の撮影条件に好条件が重なって、たまたまヒットしただけかもしれないなと思ってました。
でも二回目もすっごく良かったです。一回目よりももっと良かったのです。ということは、これは偶然じゃありません!!!!裕翔くんの自分撮りの能力は凄まじいのです!!!!!
裕翔くんの撮った裕翔くんの写真は最高です!!!!
この結論が出ました。本当にそれは素晴らしいことです。
裕翔くんは自分のかっこよさについて非常に的確に把握してるということです。自分についてよく知っています。裕翔くんは自分がかっこいいことを知っています。そしてどうやって切り取ればそのよさを引き立たせられるかを知っているのです。


裕翔くんは、基本的には自分が大好きな人だと思います。自分について話すのも好きだし、自分が好きなものについて話すのも好きだし、人から褒められると本当にうれしそうだし、自分が世界の中心にいることに何の疑問も抱いてなさそうに見えます。でも、自分好きだけどナルシストではないんです。ナルシストだなと感じたこともないし、たとえば他のメンバーが裕翔くんを評してナルシストと言っているのも聞いたことがありません。髪がくせ毛であることを気にしたり服装を気にかけたりするし、人の評価を気にしたりすると言っていますけど(気にしてるということを口に出せるという時点でナルシストじゃないんですが)それが嫌味に映らないのです。
それは過剰じゃないからです。自信過剰でもないし、自己評価が過剰に低いわけでもないのです。的確な現状把握をしているのです。自信過剰で妙な方向にやりすぎたりしないし、不安が多いゆえに自分を装ってより良く見せようともしないから、バランスが悪くなりません。
去年のジャニワには水太鼓という演目がありました。JUMPが水が張ってある太鼓をしぶきを上げながら叩いていきます。その場面で裕翔くんは、がんがんと勢いよく太鼓を叩き、誰よりも高く水しぶきをばしゃばしゃと上げ、降りかかる水を浴びていつもずぶ濡れになっていました。水に濡れた裕翔くんは本当にかっこよかったです。羽織をアレンジした豪華な衣装とあいまって幻想的な美しさをたたえていました。この時裕翔くんは、積極的に濡れにいってたように思います。水に濡れる自分が美しいと知っていて、積極的に濡れにいっていたのではないかと思います。自分から濡れにいく行為というのは、一歩間違えればナルシストきもいと思われるような行為です。でも裕翔くんからはそのような印象は微塵も受けません。なぜなら濡れた裕翔くんはかっこいいからです。その姿を提供するというのは、正しいサービスです。なんの勘違いでもありません。
裕翔くんは自分がかっこいいことを知っています。それはきっちりと正しいです。裕翔くんには、他人から見た美しさときっちりと同じ程度に美しい自分が目に入ってるのでしょう。そして自分が美しいということは裕翔くんにとっては当たり前のことです。自分が美しいことを過剰に自慢にも思わないし、かといって卑下もしません。
裕翔くんは本当に飾らない人です。飾らなくても美しいし、飾らなくても美しいということをご自分でよくわかってらっしゃいます。だから裕翔くんがどれだけ自分のことを語っても嫌味ではないし、謙遜してもやりすぎの自己卑下にならないのです。
それはすごい能力です。こと自分に関しては誰でも認知が歪みます。でも裕翔くんはそうではないのです。それをセルフポートレイトがよく物語っています。


わたしは裕翔くんを見た時いつだってその美しさに感動します。裕翔くんの姿が視界に入ってきた時のあの感動と興奮。一瞬で視界がぱーーーっと開けた感じがします。ああ世の中に、見るという行為だけでこれほど高揚することがあるのか!!!それはいつだでも鮮烈な感動です。
裕翔くんはこの世でもっとも美しい人です。でも、裕翔くんは裕翔くんを見ることができません。見ることが好きな裕翔くんなのに、この世でもっとも美しい人を見るという感動を味わうことができないということです。たまにそのことを考えてせつなくなります。美しい人は孤独だなと思います。
でも裕翔くんのセルフポートレイトを見て、裕翔くんは孤独ではないとわかりました。裕翔くんは自分がこの世でもっとも美しい人間であると知っています。それを正しく把握しています。裕翔くんは本当に目がいいです。視力もいいらしいですが、何より観察眼が素晴らしいです。その観察眼は自分にも向けられています。裕翔くんは非常にシビアに自分を見ています。だからこそ自分の美しさにも気づくことができるのでしょう。
裕翔くんの瞳に映る世界はどこまでも歪みなく澄み渡っていて美しいのです。感動的な事実です。
そして、その眼力は信頼できます。自分を正しく把握できる眼力をお持ちなら、これから先裕翔くんによってプロデュースされる裕翔くんも確実に正しくかっこいいということです。信頼して期待できます。信頼できるということがとても嬉しいです。


それにしても素晴らしい写真です。メインのカットは格別ですけど、小さい全身のカットもさりげなく陰影があって絶妙です。テーマは「疲れた…」ということです。先月のポテトでの加藤シゲアキくんとの対談でも、写真を撮る時シゲに対し「疲れた感じで」とリクエストしてましたけど、裕翔くんの中で「疲れた表情」がブームなんでしょうか。普通の人間が普通に疲れた表情なんて哀れっぽさ意外の何も感じさせないと思いますけど、裕翔くんの中で絶妙な表情として翻案されるのでしょうか。でも確かにアンニュイでかっこいい。疲れてる顔がかっこいいに繋がるなんてさすがすぎます。
連載ページの横はラジオレポートで、これも今回裕翔くんターンです。ラジオレポのほうはすっぴん裕翔くんで、こちらは大変におかわいらしい仕上がりです。というわけで見開き2ページまるまる裕翔くんに割かれてます。裕翔くんばかりぎっしりです。ああ、なんと幸せな見開き!!!!!duetさんありがとうございます!!!!!