落下する夏の記録 その1

この夏わたしのジャニオタライフに新しい風が吹きました。ジュニアに推しができたんです。特定の推しの子とかいない状態が長らく続いていたのですけど、「この子を!推そう!!」という子ができました。


事の起こりは7月19日。六本木EXシアターで行われてるガムシャラ特別公演に行きました。
わりと軽い気持ちで、最近ジュニアの出る公演見てないからどんなかんじが見てみたかった+ジュニアの推しができると楽しそうだなと思った+友人が高橋海人くんのファンだった、くらいの理由でその日に行くことにしました。一般発売の日に電話してラッキーにもさくっと繋がって取れたチケットだったんですけど、まさかこれがあり得ない幸せのチケットだとはこの時は知る由もありませんでした。
会場に着いて行った席はスタンディングのフロアの上に中2階的にあるバルコニー席。EXシアター初めて行ったので、席に着いた段階では知らなかったんですけど、ジャニーズ関係者が観覧に来る席のすぐ近くでした。
席に座って開演を待っていると、開演直前に扉を開けてひとりの男性が入ってきました。明るい茶髪で白いロンTを着たその人は明らかに異質なイケメンオーラを放っていました。
イケメン入ってきた!!!と思いました。
そして見覚えのある顔。この人誰だっけ…と脳内検索し、「あ、松田くんか!」と思いいたりました。松田元太くんでした。
松田元太くんという人の顔と名前は知ってました。結構むかしからいるよね、くらいの認識はありました。しかし、それ以上でも以下でもありませんでした。
しかし、近くで見るとすごいかっこいい!てゆうかまじでイケメンオーラ出てる!!感心しました。ちびっこな印象が強かったけど、かわいいというよりかっこいいという雰囲気。わたしの斜め前に座ったので、ちょうど横顔が見える角度だったのですが、横顔がとてもきれい。ほほーっと感心しきり。
今から思うと、この時点でかなりハートを撃ち抜かれていたのだと思います。
そして開演。一曲目の途中で、もうひとり男の子が入ってきました。で、その子は松田くんの隣に行くと、松田くんの肩をぽんぽんと叩きます。そしたら、松田くんがそっち見て、わあああああああ(((o(*゚▽゚*)o)))ってかんじになったのです。表情は見えなかったけど、絶対ぱあああああっと顔をほころばせていたはずです。手を振りあってて、うれしそうな顔が見えるような仕草をしてました。ひとしきりキャッキャするふたり。誰だろと思ったら松倉くんでした。
これが松松か!!と感銘を受けました。
このふたりが松松というシンメなのは知ってました。しかしそれ以上の情報は知らず、ふたりが仲いいかどうかという情報もゼロだったんですが、その様子を見ただけで「このふたり仲いいな!!」と思いました。なんだか女子高生のようなのりでした。
この様子が、まあかわいらしかった!!
大人っぽいと思った松田くんが松倉くんが来た途端かわいらしいふるまいをして、松倉くんの方もかわいく返してて、その様子が本当にかわいらしかったのです。もうこの時点でかわいさに打ちのめされました。
そして、なんというか、松倉くんが来てから松松の空気なんですよ。ふたりでひとつの空間作ってるんです。公演中は基本的には静かに見てるのですが、松田くんが時々松倉くんに耳打ちして、ふたりで顔見合わせて笑ったりして。それがいちいちかわいいのです。
か、かわいい!!
なんてかわいいんだ!!!!

そのかわいさに衝撃をうけてしまい、もはやふたりに夢中。正直、公演4:松松6くらいの配分で見てました。なんせ斜め前なんで振り返ったりせずとも視界に入るので。MCとかイツメンとかでばかうけしてたの本当にかわいかったのです。
アンコで客席をあおるのも本当にかわいかった。キンプリがはけている間、松倉くんは客席向いて手拍子するよう促しててかっこよかったんですけど、松田くんは隣に座ってる小学生女児ににっこり微笑みかけて一緒にアンコのコールかけてるんですよ。か、かわいい!!そしてかっこいい!!!!トキメキまくりでした。
公演自体もすごく楽しかったです。盛り上げ曲も見せる系の曲もほっこり系の曲も突然の服部良一曲もバランスよく配置されててオーソドックスなジャニーズ公演としてとても楽しめたし、MCもとてもおもしろくてキンプリちゃん全員の好感度がめちゃめちゃ上がりました。しかしまあ松松のインパクトが強かったのです、あまりにも。


すっかり松松のインパクトに打ちのめされたわたしは翌日少クラを見てみました。少クラ、最近あまり熱心には見てなかったのですが、一応ジャニオタのたしなみとして「何が起こるかわからんからとりあえず少クラは録画して残す」というのを実践してたのです(JUMPにはまった時ジュニア時代のを残していなかったのを後悔したので)。しかし最近とんと見返してなかったし24時間テレビもあるしひと思いに消そうかなとか考えてたところだったんですが、やっぱり残しておいて良かった。
松松すげーかわいい!!!
なんかふたりで「スワンソング」歌ってたのあったよな…とおぼろげな記憶を基に掘り返して見たら、まあ可憐でかわいいし踊りもおじょうず。見ながら好感度もうなぎのぼり。
そしてこの日の夜にあったのがスマスマです。セクゾンとスマップの歌コラボ。前の日までそんなことがおこなわれることすら知らなかったんですけど、TLで見かけたテレビ誌かなにかの画像にそこに映り込む松松を発見し、これは録らねばと光速で録画予約。
一曲目はチャチャチャチャンピオン。最初はスマとセクゾが鏡をはさんで踊っている不思議演出。そして途中でその鏡がオープンし取り払われます。鏡をオープンさせる重大責務を担うのが松松。ワンツースリー♪で鏡をオープンさせて画面に飛び出してきます。
か、かわいい!!!!!!!!
これが決定打だったと思います。
ふたりが鏡をオープンさせてきた時にわたしの中の新しい扉もオープンしました。なんてかわいいんだ!!!!!と思ってしまったんだからしょうがない。このスマスマコラボは本当にかわいかった。鏡をオープンさせて登場してくるのもかわゆいし、間奏で前列に来てしゃかりきに踊るのも、バンバカでバイクの免許取る振りするのもサビでやたら後ろでぴょんぴょん飛び跳ねるのも全部かわゆい。そしてバンバカ名物基本Vサインの記念写真。最高にかわゆいね!!!!!


この日からすっかり熱に浮かされました。夜な夜な録り貯めたままの少クラを片っ端から見返していきます。
そして、やばい!!松田くんのダンスすごい好き!!!と気付きます。
全然知らなかったんですけど、ダンスすごいうまいんですね。重心が低くて、左右の均衡が取れてる。動きが早くて、キメるポーズできれいに決まる。ハツラツとしたかわいさもある。ジュニアらしいシャカリキ感もあるけど、主張しすぎないスマートさがある。それにいつでも一生懸命丁寧に踊っている。
そしてもちろん顔もかわいい!!
これは見てて楽しい!!これに気付いて、松田くんの出てる曲を見つけてはリピートするの繰り返しのターンに入ります。
踊ってるの見るのがすごく楽しい。勇気100%とかキャンドゥーキャンゴーとか、クラシックなジュニア曲踊るのがはまりすぎことにまた涙。こんなクラシカルな曲21世紀に入ってだいぶ経つのにまだやってたのね。そんな曲を踊るジャニーズジュニアという位置が似合いすぎるかわいい。あと、まったく存じませんでしたが、セクゾン曲ってかわいい曲が多いんですね。そこにも今さらながら衝撃を受けました。ヘイユーとか好きだよとかかわいすぎんですけど!全然知らなかったし!!こんなかわいい曲をかわいい子がかわいい振りで踊るとかすてきなことですね!!
気がついたらひたすらリピートしてました。
そしてこの辺でようやっと松田くんが「げんげん」と呼ばれていることを知ります。その名前見たことはあったんですけど、松田くんと結びついてませんでした。げんげん、かわいいな、げんげん。わたしもげんげんと呼ぶことにしました。
しかもげんげん16才とか!
キャリアがある割に若い!!!
少年から青年へと移り変わり始める16才。そうですね、わたくし大好物でございます!!17才の少年が放つきらめきはプレシャス!!それがこれからくるなんて。
推すしか!!!
というわけで、げんげん推していこうと決めたのでした。特別公演を見に行って4日後のことです。


この時点でげんげんのキャラクターはあまりわかってませんでした。
で、雑誌を見てみるターンに入ります。
ネット上で見かけた女性誌のジャニカジというページがなかなか素敵だったので取り寄せてみました。これすてきですね!おしゃれでちょいエロいかんじに仕上がってる。かわいい。かっこいい。やはり横顔がきれいだなあと感心。
最近の悩みという質問に「しんちょーがのびません」って回答してるのかわいすぎ。なにそれ原文ママなの?かわいすぎない??てゆうか、げんげん小柄なんですね。近くで見た時はそんな小柄なかんじじゃなかったし、顔立ちだけだと結構背もありそうなのに、他のジュニアの子と並ぶとミニマム。意外なかんじでした。でもだからこそ松松でシンメなのだね。それすら知らなかったので何もかも新鮮。何もかもかわいい。
そしてジャニカジのインタビューもまた新鮮でした。「仕事に行く前お母さんが『がんばりすぎなくていいよ』って言ってくれる」って、なにそれ!そんながんばり屋さんなの!?そんなギリギリのかんじでがんばってるとか、よく知らないけどそれだけで目頭熱くなっちゃうよ!!
そして本人いわく「全然人見知りしないおバカさんです」、松島くんいわく「元太は天然で、うざいくらい明るくて甘えん坊」という記述に引っかかります。
バカなの?甘えん坊なの?そうなの?そんなキャラなの??
この時点であまり喋っているところを見ていなかったのでピンと来ず。
しかし、すぐに5月放送のガムシャラのカレーキャンプ回にげんげんが出てたことを知ります。ガムシャラも数カ月分録画して放置してました。見なければと早速再生。これを見て理解しました。
ご飯炊く道具持ってこいと言われ、しばし悩んだ後なんとザルを持って帰るげんげん。
…すごい!だいぶおつむが弱い!!
そして、ザルを持ってきたことを叱責された後、すかさずみゅーとくんに甘えた声で「いっしょに行こ?」と返します。
これか!
甘えん坊ってこれか!!確かにバカだし甘えん坊だ!!と、このくだりで深く納得。かわいすぎるね!!!
しかし、このカレーキャンプの回、放送された時に一応見てたはずなのにげんげんの記憶が全くなかったのですが、見返してみて理由がわかりました。げんげんほぼ役に立ってない。カレーを作る、物を借りてくるという実務においても役に立ってないし、番組を盛り上げるバラエティの面においてもあまり役に立ってない。これは印象に残らなくてもしょうがない…!
んんんんんん、でもそんなところがとってもかわゆいね!!!!
そしてお誕生日を記録に残してくれたガムシャラスタッフの方ありがとう!!!
顔はわりかし老けてるのに中身はかわゆいというスペックにすっかりやられてしまいました。


そしてドル誌を掘り返すようになります。
アイドル誌はまあ家にたくさんあるので少しずつ読み返していきます。といっても雑誌積み上がりすぎてて逆に動かせずちょっとずつ切り崩してるんですが。
ここで触れる情報もなにもかも新鮮!まず8才下の妹がいるという事実にびっくり。その妹ちゃん(小2)が「げんげん、ただいま」と言って帰ってくるとか、ベッドの上からジャンプする遊びをするとか、いっしょにミュージカルごっこしたりするとか、部屋でシャボン玉吹いて遊んで部屋中べとべとにするとか、「絵本かな???」というかわいいエピソードが次々と繰り出されています。ファンタジーすぎてめまいしました。かわいいにもほどがあります。そんなお家に帰ってるとか夢がありすぎ。
てゆうか、松松ふたりとも妹がいるお兄ちゃんなんですね!リアルSランクお兄ちゃん!現実はいつだってリアルなデラックスだね!!
そして甘えたキャラはインタビューでも発揮されていることを知ります。
彼女に甘えたい?甘えられたい?という質問に

甘えたい!おれって基本めちゃめちゃかまってちゃんだから。(中略)優しいお姉ちゃん的な人がいいかな。昔からホントにお姉ちゃんが欲しかったの。だからファンレターとかですごく優しいことを書いてくれる人がいたりすると、半分本気で「オレのお姉ちゃんになってくれないかな」って思ちゃう(WinkUp2015年8月号)

オレのお姉ちゃんになってくれないかな
天才なのかな!!??
その言い方、天才すぎる!!甘えたキャラとして100点満点。すごいね、げんげんおつむはじゃっかん弱いのかもしれないけど、BBA転がしの才能はすげーあるよ!!!これを読んだBBA5万人くらいが「んんんんん、いくらでもお姉ちゃんになってあげるよおおおおおこづかいもあげるよおおおおおお」と萌え転がったと思います。


雑誌といえば基本的に松松くくりですが、松松もいいものですね。
とにかく据わりがいい。理屈じゃなく並んでるとなにやらかわいらしい。まじめな文脈だと互いに「ライバル」って言い合ってるのも、これぞシンメというかんじで胸熱だし、くだらない話の時はどこまでも微笑ましいやり取りをしてて本当にかわいらしい。
その中で読んで「うお!」と思ったのが、duet今年2月号の対談。ここで、げんげんが、最近松倉くんが神宮寺くんや羽生田くんとばかりつるんで自分に構ってくれないとご立腹。「神宮寺のマネして急に大人ぶりやがって」と嘆きます。この拗ね方もかわいいですが、その後のやりとりがすごいです。

松田「おれのシンメだった“まちゅく”はもういない。にごった“まじゅぐ”になってしまった…」
松倉「まじゅぐって、じゅくじゅくしててる感じがヤダ(笑)」
松田「まだ、まちゅくでいてよ」
松倉「元太が心配するほどオレ変わってないって」

はあああああああああああああああああ
読んで変な声出たわ。「まだ、まちゅくでいてよ」なにそれ!!!
読んでるだけでドキドキしました。ドキドキというかヒリヒリというか。ここだけでも、移ろっていく少年の気持ちの揺れ動きをスパッと鮮やかに切り取られてます。少年たちは皆ちょっとずつ成長していくけど、成長のスピードは一律じゃなくて人によって違う。そこで生じる些細な違いが互いにちょっとずつ摩擦を生んでいく。
そのかんじたまりませんね!!!!
そして、すっげーかわいい!!!!!
こんな雑誌の対談でかわいさを惜しみなくスパークさせてくるところが最高すぎる。思春期って素晴らしいものですね!!!
松松ってよく知らなかったので(今でもまだよく知りませんけど)もっとイーブンな関係なのかと思ってたんですけど、対談読む限りかなり松倉くんがお兄ちゃんなんですね。そこははっきりと2才の年の差がある。パフォーマンスの上では対等なんだと思いますけど。
そのへんのバランスも非常におもしろい。あと本当にふつうに仲いいことにも感動します。
しかし、げんげん「まだまちゅくでいてよ」って言ってますけど、これは今年の冬のことで、絶対今はこんなこと言わないんだろうと思います(知らんけど)。変わっていってるのはげんげんだって同じで、高校生になったしすげーイケメンになったし、いろんなことがガラっと変わってるんですよ(知らんけど)。きっともう「まちゅくでいてよ」とか言わないんですよ(たぶん)。
このスピード感がたまらない!!
一秒ごとに成長して変わっていくこのかんじ!!16才の子を見るって楽しいですね!!!


そんなかんじで、いろんな情報を見るにつけ深みにはまっていきました。
で、これはEXにガンバレッツゴーしなければとチーム者の出てる公演を調べてチケットを入手。現場に赴くことにしたのです。
(その2に続く)(たぶん)