JUMP WORLD TOUR 仙台感想

先週、夏コンの仙台公演に行ってきました。
感想を書こうと思うのですが、「これについて言いたい!!この点を語りたい!!!」ということが今ひとつ浮かばないので難しいです。いろいろと思うところはあるのですが、ばらばらとまとまらないです。ばらばらとまとまらないのが今の状態なので、そのままとりとめもなく書いていきます。

  • セトリは横浜とほぼ同じです。それは予想通りでした。今回関東公演がないし、横浜の内容があまりにもアルバムツアーだったので、横浜から始まるひとつのツアーだと考えてました。だからそこに特に喜びも悲しみもないです。ただ、それならそれで一続きのツアーであることをわかりやすく提示してほしいですけど。いちいち推測するの面倒だし疲れます。
  • しかし、アルバムツアーならなぜ「Hurry up!」やらなかったんだ!!!とは思います。横浜公演であれは出色の演出だったし、あれを見せるための全国ツアーだと思っていたので、なくなったのにはびっくりしました。個人的に、アルバムの中で唯一好きな曲だったので、その意味でも残念です。
  • 公演内容の全体的な感想をひとことで言うと、「悪くないけど良くもない」。
  • このコンサート、全体的な構成は悪くないと思います。わりと好きです。衣装も豪華で何回見てもかっこいいです。
  • ただ、マイナーチェンジのやり方がことごとく「なぜ…?」という感じで、納得いかない感じは残ります。前述のハリアップ削除がその最たるものです。その代わりに「Your Seed」をやっていて、それはそれで悪くないのですが、ハリアップ消してまでやることか?というのが疑問です。香港公演でやったユアシドはすごく良かったんですが、あれはアジアツアーという文脈であったしアルバム発売前だったのでいいのであって、今回それじゃないだろ?と思うのですが。
  • 香港で良かったところを取り入れるなら、ぜひアンダルシアをやってほしかったです。前後の流れが悪くなったとしてもあれは全員でやるべき。あと、オープニングで持ってた大きな扇もすごく華やかでかっこよかったので取り入れてほしかったです。フライングが縮小されるならあれを使った演出を足してもいいのに。なんだか、てこ入れのしかたが的外れだなという印象です。
  • わたしの期待の方向が的外れなのかもしれませんが。
  • 今回は、JUMPのみなさん、何が楽しいのかやたらみんなきゃっきゃとなかよしそうでした。楽しそうなのは佳きことだし、裕翔くんが楽しそうにやってることは単純に「良かったね」と思います。ただ、ダンスの最中に他のメンバーと笑い合ったりふざけたりちょっかいだしたりすることが多くて、正直それは本当に萎えるのでやめてほしいと思いました。
  • ジュニアのいないコンサートだとその傾向が顕著ですが、JUMPというグループはやたらメンバー同士キャッキャとなかよくベタベタすることがあります。仲がいいのはいいのでしょうが、そうすることでベクトルが完全に内向きになるというか、メンバー内で完結することを志向する圧力が強くかかった感じになることがあって、その感じは個人的にはとても嫌いです。お手振り曲などでメンバー同士楽しそうにやるのは結構ですけど、ダンス曲でダンスの最中にへらへらしてるのは不愉快です。緊張感のなさがコンサートに散漫さを与えています。
  • そのあたりでだいぶテンションが下がりましたが、でも、そのせいでコンサート自体がすごく悪いかというとそういうわけでは別にないです。手を抜いてるという感じではないし、クオリティが低いわけでもないです。
  • MCなどで、みんな「4月のイベントで仙台にコンサートで戻ってくると約束して、今回その約束が果たせてうれしい」としきりに言っていました。それはいいのですが、最後の挨拶で山田くんが「4月のイベントでした約束を果たすことができてうれしいです。ヘイセイジャンプは約束は守ります」と言っていました。それを聞いて正直「約束守るって、てめーどの口が言ってんだ!?」と思いました。約束を守るなら、一回やると発表した公演は催行してください。つーか、3月の香港のキャンセル料返してください。
  • もちろん、公演の中止などは本人たちにはいかんともしがたい事情のせいだとは思います。でも、客から見たらステージの上に立つ人が発表したことは、それが本人の意思であれ裏側の人の意志であれ同じ重みの約束です。それを果たしてないという事実は知ってほしいです。
  • 仙台で公演できたことはとても喜ばしいことだとわたしも思います。でも、喜ばしいからこそ、信頼のおけない「約束」という言葉を出されるとむしろ水を差された気分になります。
  • 約束を守るっていうなら、横浜で客から集めた折り鶴はどうしたんですか。会場で見なかったし特に言及もなかったんですけど。薮くん確かに「全国を一緒に回る」って言ってましたよね?あれは約束じゃないんですか?さらっとなかったことにされると、「やっぱり思いつきだったんだな」と思ってしまいます。
  • あの横浜の折り鶴は本当に何だったのでしょう。あれが効果的に使われたのって結局山田くんの誕生日サプライズだけだったのでは。しかし、そうやって使えたことでJUMPは満足したのかもしれない、という気がしなくもないです。
  • と、つらつらと書くと不満ばかりのようですが、全然そんなことなく全体的には楽しかったです。行って良かったです。
  • 仙台に行こうと思った理由はいくつかありますが、ひとつはこれが18才の裕翔くんの最後の公演(申し込み時点)だからです。台湾が追加になって18才最後は台湾公演になりましたが、わたしが見ることのできる「18才の裕翔くん」はこの仙台で最後でした。まぶしいほどに美しく、軽やかにかわいらしく、宇宙一かっこいい18才の裕翔くんを見ることのできる幸せを堪能しました。
  • 裕翔くんのもとに世界の意味と美が集約されているのを確認できたので安らかな気持ちです。