裕翔くんの好きなところ46:独特の言語センス

基本的に発言はいたってまじめで真っ直ぐで、安易におもしろおかしくしようとはしない裕翔くんですが、たまにものすごく斜め上の方向におもしろいことを言い放ちます。そのセンスが秀逸なので、絶妙に心に突き刺さります。

わたしがいちばん心に残ってるのが、2012年の新春コンサートで色紙に書いていたこの言葉です。

なます

なぜ!?
百歩譲って好きなおせちを書くならまだわかるのですが、裕翔くんは好きなおせちを聞かれたら必ず「栗きんとん」と答える人です。それなのになぜ!?
結局なぜこのチョイスだったのかはわかりませんが、わたしのツボにクリーンヒットするワードでした。
あと、これも好きです。

Q.『な』で始まるテンションの下がることと言えば?
A.納豆を裸足で踏む
(POTATO2011年4月号)

なんでそのシチュエーション出てきた??
確かにそれはテンション下がりますが。しかし裕翔くんの優雅なプライベートライフを考えると「日常で起こりやすい」状況とも思えません。どこから出てきたのでしょう。わかりません。でもその言葉の並びはじわじわとおもしろく、まるで自由律俳句のような味わい深さがあります。
コンサートのMCなどでも、たまに「どうした!?」というようなことを急に言い出したりするのでたまりません。
「急にどうした!?」という発言は、純粋な好奇心からくる時もあれば、過剰なまじめさからくることも、場の空気を和ますための気づかいの時もあるんですけど、本当にどうしてそんなこと言い出したのかわからない時もあります。わたしが気づかないだけで、「狙って」言ってるのかもしれません。わたしなはその輪郭は捉えられません。その捉えどころのなさがまたいいのです。
いつ繰り出されるかわからないけれど、そういうエッジの効いた変化球をたまに放ってくれるそのセンスがすごく好きです。