物語は終わらない

帝国劇場で11月から催されてきたジャニーズワールドが千秋楽を迎え、その幕を終えたということです。
全103公演、出演者の皆さま、スタッフの皆さま、お疲れさまでした。
無事に…ではないことは見ているこちらにもわかりましたが、それでも3か月走り抜けられたということで、ひとまずはおめでとうございます。
裕翔くんは全103公演のうち欠席8回遅刻3回早退1回でした。ドラマ撮影の都合で出れなかったことがあったのは残念でしたし、本人も不本意であったと思います。そんな無理のあるスケジュールの中でも、いつでも完璧に麗しく、全力投球でステージに立っていてくれました。


個人的には、ジャニーさんの目指すものと、わたしの趣味との間に絶望的な断絶があると感じた舞台でしたが、あの場所で全力で走っている出演者の皆さんの圧倒的なパワーと悲しいまでの華やかさ、あのステージを毎日作りだす作り手の執念を感じて、その部分はとても楽しく見ることができました。
帝国劇場も、日比谷や有楽町の町も、秋から冬へと移り変わっていく東京の風景も、とても素敵なものでした。いっしょに過ごしてくれた友人たちにも感謝します。


裕翔くんがドラマに出演することが決まり、その撮影が始まり、ドラマの放送もスタートした3か月でもありました。そのせいで舞台を欠席したことがあったのは悲しいことでしたが、ドラマの仕事自体はとてもとても嬉しい出来事です。
舞台が始まる前のJUMPaperで、リハーサルで他のメンバーを見て焦りを感じることがあると書いていた裕翔くん。わたしはそれを読んでせつない気持ちになりました。はがゆい、と。もっと「覚えることたくさんあっていっぱいいっぱいだよ(>_<)」みたいな状況になってほしいなと思いました。
こうあってほしいと願っていた、忙しすぎるような状況に今はなっています。
今日で舞台は終わりますが、裕翔くんにかける言葉は「お疲れさま、しばらくは少しゆっくり休んでね」ではありません。「ドラマに専念できるねがんばってね」です。こう言えるのが心底嬉しいです。
舞台は終わっても物語は終わりません。それは何と素晴らしいことか!
体力的にはとても辛いと思いますが、きっとこの忙しさは裕翔くんが望んでいたことだと思います。そうやって夢を叶えていく裕翔くんの姿を見ることができるのはこの上ない喜びです。


わたしが最後に見た公演は20日の夜の部でしたが、ドラマ撮影のために革命のシーンの後裕翔くんは早退してしまいました。なのでわたしの見た最後の裕翔くんは地球に帰って来ていません。
というわけで、わたしの中ではまだ裕翔くんはユートピアを探して宇宙を旅しています。シェアハウスのある世界が、今裕翔くんの旅している宇宙なのだと思います。そこできっといろいろなものを見て、いろいろな経験をして、誰かの意見ではない裕翔くん自身の納得する答えを探しているのだと思います。
3月にまた地球に戻ってきてくれるであろう裕翔くんが、何を持ち帰って来てくれるのかを考えるとわくわくします。それを楽しみに、しばらくは地上から輝く姿を見守っていきます。


ジャニーズワールド、お疲れさまでした。楽しい日々をありがとうございました!