砂の城

ネガなエントリ続きまーす。
もうこの際とことん落ち込むことにしました。心の整理というか棚卸しというかデフラグをします。うん、JUMPから離れるということもできそうにないので、ちょっとこの先効率よく楽しめるようにお片づけ。片づけの過程なのでとっ散らかってます。


この事態で、自分がびっくりするほどラジカルなユニ担だなとわかった。この辺の感覚は、わからない人にはさっぱり理解できないでしょうが、そういう人もいるんだということでひとつご理解ください。
わたしは特定の誰かについて書くこともあるけど、それでもそのとき前提には10人のJUMPという枠組みがある。わたしが好きなのはJUMPで、だから10人みんな「うちの子」と思うから本当に愛しい。その前提に則ってひとりひとりについて見たり聴いたりしてあれやこれや思ったりする。
その前提がないということは、ひとりひとりについて見る時の見方が変わるということ。そこが崩れると感じ方が変わるのだ。そのユニットである限りものすごく好きだけど、逆にその枠組みがなくなったらさっぱり意味がなくなってしまう。それがなくなったら、とシミュレートしたらビックリするくらい興味ないってわかった。何もかもがさーっと色あせてしまう。
いや、それはわかってたんだけど。もうデビューしてるんだから「もしこの枠組みでなかったら」なんて過去に戻らないといけないもしも論だから、実質的には意味ないことだと思っていた。わたしの大好きなこの枠組みから世界を見ていいんだって、そう安心しきっていた。安心してわきゃわきゃ愛でてた。でもその枠組みはわたしが想定したよりももっとずっと不確かなものだった。簡単に壊されてしまう。

冬コンに薮が出ないことですけど。ハリウッド映画に出るとかだったら全然いいですよ。そういう異常事態で外部仕事だったら。でもそうじゃないじゃん。完全に事務所でコントロールできる事情じゃん。そういうちょっとした事情で簡単に引き離されてしまうってことじゃん。これの何が悲しいって、それはつまり、そういうことがこれからも普通に起こりますよという宣言だということだ。そうじゃないかもしれないけど、そうである可能性のほうがずっと高い。レギュラー番組もなければCDリリースもなくて10人の活動を見るのがコンサートだけなのに、その頼みの綱のコンサートでこういうことが簡単に起きるということに絶望的な気分になる。
わたしは、ユニットというコンテンツの価値が高まればその形が続くと信じていた。10人のJUMPが最高だよね!って多くの人が思えばその形でたくさん出るようになるし、一緒にいればだんだんと絆も深まっていってそれがユニットの価値が高まることに繋がると、そういうポジティブスパイラルになるってオプティミスティックに考えていた。10人のJUMPという場所を彼らが愛してくれればいいと願っていた。そしてその通り、彼らもだんだんとその場所を愛していって皆で育てていきたいと思い始めてるんじゃないかと、そう思った。横浜ラストで確実に手応えを感じた。あの時のあの空間に満ちていた幸福感はたぶんわたしの錯覚じゃない。
でも彼らがそう思うだけではだめなのかもしれない。まだ少ないファンがそう願うだけではだめなのかもしれない。思いだけでどうにかなるには10人という人数は多すぎるのかもしれない。物理的な問題に負けてしまうのかもしれない。どんなに願っても、状況によって都合よく使われてしまうだけなのかもしれない。その現実の壁の高さを思い知った。そこに本当に挫けた。
つーかそれってもうマネジメントとして失敗だろ!?育てていこうなんて気ないんだろ!?都合よく使ってこうって思ってるんだろ!?そういう事務所の姿勢に心から憤りを覚える。

そもそも、レギュラー番組であるハイヘイセイとスク革がこういうことになってるのもおもしろくないわけです。スケジュール組みが大変とか番組の予算がとかまあいろいろ事情はあるんでしょうよ。でも、こっちは知らねーよそんなことは!!!じゃあしょうがないねとか引き下がれないよ、だってただのファンだから!!!!

もうさ、いのおくん大学出たら普通に就職したらいいじゃんて初めて思った。そんなこと想像したくもないけどさ、でもその場所がそんな不安定な場所ならそこを愛してほしいとか言えないよ。彼には彼の人生があるんだから少しでも自分が幸せだと思えるほうを選んでほしい。それがこっちなら幸せではあるけど、絶対こっちを選んでねとは言えない。だってきみの周りにいる人たちは簡単にきみを裏切るかもしれないんだから。

でも変な話だけどまだ薮でよかった。だって薮なら抜けたときの穴が大きいから。その穴を塞ぐのは大変だし、こんなのJUMPじゃないってイレギュラーな状態だって明確だろうから。「ピースが欠けた状態」であるのがはっきりしてれば、10人のJUMPが完全な状態であることの裏返しであるからむしろ大丈夫。他の誰かだったらというのを考えてゾッとした。ピースが欠けてるのにそれが簡単に埋まっちゃったらそれはちょっと見るに耐えない。


あの10人がまだ不器用な手つきでいっしょけんめい作っていくお城が本当にキレイでかわいくて大好きなんだけど、それは砂の城みたいなもので、不意に大きな波がやってきたら簡単に波にさらわれて崩れてなくなってしまう。その現実を目の当たりにして本当に悲しい。それでもまた作っていけばいいかもしれない。すぐにまた一から新しいのが作れるしそれは前より立派なものになるかもしれない。でもまた簡単になくなるかと思うと怖いしそれを愛でるのはわたしには辛い。
だからちょっと距離を置こうかなと。もうちょっと距離を置いて予防線張りながら見ようかなと思う。どこら辺に身を置くか今模索してる。
まあ、いい年だしいっそすっぱり手を引くのがいいという話ではある。だがしかし、うだうだ考えてこうやってダラダラ書いてる時点でそれは難しいというのは明白。つーか距離置こうとかいってどんだけ深入りしてんだよ、自分!アイドルに振り回されすぎだろ!